ウォーターナビレラで決まりかと思った2022年「桜花賞(GⅠ)」。ゴール直前でグングン伸びてくる黒い影に悲鳴を上げた人も多いかもしれない。桜花賞を制したのは7番人気のスターズオンアースだった。まさにダークホース。こんなん当たるかいー!
と思いきや、レース前に公開した桜花賞の予想記事で、御花畑マリコ記者がスターズオンアースが来ることを予想しているではないか!! そこでなぜスターズオンアースに目をつけたのか聞いてみた。
・レース前の注目度
レース前の状況を軽く説明すると、オッズではナミュールがゴリゴリの1番人気、次いでサークルオブライフで、3番人気がウォーターナビレラとなっていた。
ただ、まだ出走レース数も少ない3歳牝馬。ズバ抜けた印象のある馬もいなかったため、どの馬が来てもおかしくない雰囲気だったと言えるだろう。事実、ゴールの瞬間は1着から10着までひと塊の団子状態だったし。
直線で先に抜け出したウォーターナビレラを、ゴール直前で一気に差し切ったスターズオンアース。実況が絶叫する名前を聞いて、私(中澤)はこう思った。「御花畑マリコ記者が当てた!」と。
・スターズオンアースに注目した理由
レース前の記事で御花畑マリコ記者はウォーターナビレラとスターズオンアースが来ることを予想していたはず。念のため確認しても、やはりウォーターナビレラとスターズオンアースって書いてある。予想的中してるゥゥゥウウウ!
しかし、言い換えれば群雄割拠だった今回の桜花賞。ウォーターナビレラは武豊だし3番人気だしなんとなく来そうなのは分かるのだが、スターズオンアースに注目したのはなぜなのか? 後学のために聞いてみたところ……
御花畑マリコ記者「桜花賞ってけっこう穴馬がくること多いんですよね……。予想記事にも書いたのですが、3才のレースはレース経験の多い馬が善戦することも多いです。逆に人気を背負っていてもレース経験が少ないと若さを見せて大敗することもあります。
スターズオンアースは5戦して全部2着か3着以内に来ていて、根性のある馬なので3着以内に入りそうだなあと。リーディングジョッキーの川田騎手が騎乗して、戦績も安定している、ついでにいうと血統もいいので、人気ないのが不思議でした」
──現実の競馬をやって来た人ならではの見方ですね。いくら儲けたんですか?
御花畑マリコ記者「いや、馬券はハズレたんですけどね……」
──え!? スターズオンアース買わなかったんですか!?
御花畑マリコ記者「ウォーターナビレラを軸に考えていたので……。3連複じゃなくて、スターズオンアースとウォーターナビレラのワイド1000円分にしておけば……。その2つで悩んでいたのでレースを見て、悔しさのあまり家でのたうち回りました。
街に出ても「当たってたら今日の夕飯は焼肉だったのに……」とか欲しいものを見て「これ買えたな」とかしばらく落ち込みました」
──とのこと。隙間を縫うように外している御花畑マリコ記者であった。まあ、それも競馬か。
高松宮記念、大阪杯に続き、1番人気が沈んだ桜花賞。この春からガチ競馬に参戦した私としては、そろそろGⅠで1番人気馬が勝つところを見たいが、今週日曜日の皐月賞ははたして……? 2022年4月17日が楽しみだ!
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼ゲームより競馬っぽいラストだった