ここ数年で、一気にスイーツファンの間で知名度があがった横浜銘菓「クルミッ子」。リスのマークのパッケージのかわいさはもちろん、人気の秘密はなんといってもその美味しさにある。

クルミが入ったキャラメルクッキーサンドなのだが、シンプルながらも深い味わいで何度食べても飽きない。オンラインショップでは売り切れが出る日も多い。

そんなクルミッ子のカフェが横浜と鎌倉にあり、そこではクルミッ子を使った限定スイーツが食べられるのだ! クルミッ子ファンなら絶対行くべし。


・横浜ハンマーヘッドにあるファクトリーカフェ

今回訪れたのは横浜ハンマーヘッドの2階にある「Kurumicco factory(クルミッ子ファクトリー)」。(鎌倉のほうのカフェはメニューが微妙に異なるので注意)

クルミッ子のファクトリー(工場)が併設された広いカフェで、開放的な雰囲気。土日祝日はめちゃんこ人気で、夕方に訪れたときには売店のクルミッ子はほとんど完売。クルミッ子人気、恐るべし。


・クルミッ子を使ったスイーツが人気

カフェの人気メニューはクルミッ子がまるごと入った『飲むクルミッ子』というシェイク。

そしてクルミッ子の切れ端を集めた「クルミミカップ」。

しかし残念ながらこの日は売り切れだったので、「クルミッ子パフェ」(店内利用920円)と「コーヒー」(545円)を注文!


・小ぶりだけど、こだわりがすごい

注文して運ばれてきたカフェは小ぶりなサイズで、ファミレスのサンデーくらいの大きさ。これくらいならペロっと食べられちゃうし、ちょうどいいよね〜なんて思っていたのだけど……。

ひとくち食べた瞬間、衝撃が走った! 

これ、ただチョコパフェに「クルミッ子」がのってるだけのものじゃないわ……!

まず驚いたのが塩キャラメルアイスの美味しさ。ほのかに塩気がきいていて、カラメルのほどよい苦味もあって、これ単品で売っても人気が出そうなほど。さすが、キャラメルを使っているクルミッ子だけある。


当然のように、ミルクアイスの方もクリーミー。これも自社で作ってるものだとしたらすごい。トッピングのクルミッ子と一緒に食べるとまさに天国。

かなりしっかりした甘さだから、苦めのホットコーヒーが合う〜。

そして、真ん中の方にいくと、今度はチョコレートムースが出てくるんだけど、これまたしっかりした甘さで濃厚!

中間にはクルミッ子のサブレとローストしたクルミの層があって、食感と香ばしさもいいアクセントに。そして最後は甘さ控えめのコーヒーゼリーでチュルンと締め!


小さなパフェの具材のひとつひとつがあまりにも濃厚で美味しすぎる! 小ぶりなのに、満足感がすごい。「たった900円でこれ食べられていいんですか?」ってくらいの完成度。

パフェといったら春夏のイメージがあるけど『クルミッ子パフェ』は全体的に濃厚でしっかりした甘さなので、秋冬にこそ食べたいパフェだと思う。合わせるドリンクはコーヒー、紅茶、ほうじ茶のような甘さのないものがおすすめ。


・わざわざ行く価値あり

観光地にあるような名産品のコラボフェとかって「とりあえず限定メニュー作りました」てなお店も多いんだけど、Kurumicco factoryはそれとは一線を画している……。

そういえば「クルミッ子」もシンプルなのに、サブレ生地も中に入ってるクルミの下処理も、キャラメル部分も全部丁寧につくられている味がする。そのクルミッ子スピリットをびしびし感じるパフェだった

ちなみに、マグカップやタンブラーといった限定グッズもかわいい! 

駅からハンマーヘッドまではちょっと歩くけど、クルミッ子好きなら本当におすすめ。横浜港が眺められるテラス席も気持ちいいですぞ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 Kurumicco Factory The Cafe
住所 横浜市中区新港2-14-1 横浜ハンマーヘッド2階
時間 11:00~20:00 ※L.O.19:00

参考リンク:Kurumicco Factory
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.