2015年に『シェイクシャック』の日本第1号店、外苑いちょう並木店がオープンしてもうすぐ8年が経とうとしている。現在では国内13店舗を展開するシェイクシャックだが、私(サンジュン)にはかねてから疑問があった。
それは「日本とアメリカのシェイクシャックは同じ味なのか?」ということ。この夏、ポケモンGOのイベントで人生初のニューヨークへ訪れた際、ひとっ走り本場のシェイクシャックで確かめてみたのでご報告しよう。
・日本でしか食べたことが無い
お恥ずかしながら、私は日本にシェイクシャックが上陸するまで『シェイクシャック』の “シェ” の字も知らなかった。当然、私が食べたことがあるのは日本のシェイクシャックだけで、後はソウルで店舗を見かけたくらいである。
グローバル展開する飲食チェーン店が国によって味付けを変えることはよくある話で、各国オリジナルのメニューはその最たる例であろう。例えばマックのてりやきバーガーは、日本オリジナルのメニューだ。
これまでの私はシェイクシャックで食事をするたびに「やっぱりアメリカの味は違うな~」と無邪気に感動していた。……が、その感動は果たして正しいのか? もしかしたら「日本流シェイクシャック」で喜んでいた可能性も否定できない。
・第1号店へ
ニューヨークへ出かけることになった際、シェイクシャックがNY発祥のハンバーガーショップであることを思い出した私は、NYのシェイクシャックを徹底リサーチ。結果、Googleマップに表示されるだけでも合計12店舗がマンハッタン島に存在した。
今回は「せっかくなら……」ということで、第1号店の「マディソンスクエアパーク店」へ出かけることに。その名の通り、マディソンスクエア公園の中にある店舗で、現在でもバリバリ営業している(元々はホットドッグの屋台だったらしいよ!)。
で、マディソンスクエア公園はNYのド中心部・タイムズスクエアから南に20分ほど歩いたところにあり、第1印象は「勝者たちの公園」といったところ。多種多様な人たちが集結するタイムズスクエア周辺とは印象はかなり違った。
ドッグランで優雅に犬を遊ばせるセレブと、タンクトップ姿でランニングに励むカップルたち。その誰からも勝者オーラがダダ洩れていた。一方で、公園の外には道路に寝転がるホームレスたち。THE・ニューヨークを垣間見た気分である。
・オープン前は行列無し
そんなマディソンスクエア公園の一角にシェイクシャックの第1号店はあった。念のためオープン直前の11時前に到着したが、お客さんはゼロ。ただ日中は「かなり混雑している」「30分待ちくらいはザラ」とのことだ。
で、注文したのは大定番の「シャックバーガー」で、価格は7.59ドル(約1125円)。ドリンクはレモネード(4.38ドル・約650円)をオーダーした。なお、ニューヨーカーはシェイクを頼む人が多いとのことである。
いよいよニューヨークの地で「本場のシェイクシャック」とご対面。見た目は日本のシェイクシャックとさほど変わらないように見えるが、気になるお味はというと……
全く一緒でした。
その違いの無さは「誤差」すら感じないほどの完全一致。私がたまに東京国際フォーラム店で食べるシェイクシャックと「寸分の狂いもない」と申し上げていいだろう。NYも当然ウマいが、日本のシェイクシャックすげえよ……!
・完全一致
力強いパティの旨味、あふれ出す肉汁、しっとりとしたバンズ……。そのどれもが「NYと日本は同じ」と言い切っていい。結果的に「シェイクシャックの人気の理由は本場の味が楽しめるから」と言えるのではないだろうか?
というわけで、今回の検証は「日本のシェイクシャックは本場と同じ味」と結論付けたい。日本でしかシェイクシャックを食べたことが無い人は安心してヨロシ! アメリカと日本のシェイクシャックは同じ味である。
参考リンク:シェイクシャック
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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