いきなり!ステーキ(以下いきステ)で「ワイルドハンバーグカレー」は結構レアな存在かと思う。同じような名前の「ワイルドステーキ」や「ワイルドハンバーグ」はメジャーどころだが、カレーとなるとあまり知られていない。
だからこそ、この罠を知る人だって多くないはず。もし罠にハマったら地味に困るので、以下で紹介しよう。
・ワイルドハンバーグカレーとは
そもそもの話、ワイルドハンバーグカレーは公式サイトのメニューに載っていない。ではどこで購入できるのかというと、デリバリーだ。
いきステの公式X(旧Twitter)アカウントは、2023年3月20日に以下のように投稿している。
「本日、『UberEats』の対象10店舗でワイルドハンバーグカレーが販売されました。是非、食べてみてください。対象店舗が少なくて申し訳ありません。
【対象店舗(※2023年3月20日時点)】
元住吉店、池袋西口店、渋谷センター街店、王子店、横須賀中央店、八潮ロード店、北千住店、大塚店、末広町店、名古屋大須店」
これはあくまでも2023年3月20日時点の話で、現在は対応店舗がもっと増えていると思われる。
実際、私は上にはない店舗でワイルドハンバーグカレーを発見した。なお、価格は2000円(300g)と1700円(200g)の2種類で、無料でライスを大盛りに出来る仕様。
今回は300gを選択し、もちろんライスは大盛りだ。
〜〜〜それから数十分後〜〜〜
届いたワイルドハンバーグカレーを開封すると……
はぁ〜〜
美味そう〜〜〜!!
でもちょっと待て!
コレ……
ルーとライスの量が釣り合ってなくね?
ライスの厚みがすごい!
逆に言うと、どう見てもルーが足りない!
というか……
「ルーがちょっと足りない」ってレベルじゃないぞ!
全然足りん!
――と、開封した時点で嫌な予感はしていたのだが、今さら引き返せない。チビチビやりながら食べ進めるしかないだろう。
・懸念が現実に
ルーをスプーンですくったら、ライスの上で極限まで引き伸ばす。まるでプラモデルにニスでも塗るかのように、注意深くカレーの面積を最大化させていく。
ただ、あまりにもカレーの層が薄すぎると味がしない。カレーの風味が感じられるギリギリのラインを攻める。慎重に、慎重に……。
──もうお気づきだろう。ワイルドハンバーグカレーでご飯を大盛りにしてしまったら最後、ルーの配分に細心の注意が必要となるのだ。ワイルドさゼロ、いや、ドSという意味では限りなくワイルドと言うべきか。
ちなみに、味は辛口寄りの中辛で、後から辛味がやってくるタイプ。美味しいかと聞かれれば普通に美味しいが、いかんせん “ライス大盛り” を選択したらそれどころじゃない。
では一体どうすればいいのか? あとから思えば、『ワイルドハンバーグカレー』はハンバーグでご飯を減らしてから、カレーライスとして食べるのがベストという気がする。少なくとも、ライスを大盛りにしたらそうすべきだろう。
つまるところ、『ワイルドハンバーグカレー』は基本ハンバーグ&ライスで、おまけにカレーがついていると見るのが正解ではないか?
「でもワイルドハンバーグカレーって名前だからカレーじゃん」と思うかもしれないが、ネーミングに騙されてはいけない。『ワイルドハンバーグカレー』はカレーじゃないのだ。
──ということを、カレーが尽きて白米だけを食べ進めながら痛いほど感じたので、この商品を注文する人は注意されたし。
もう1度言う。『ワイルドハンバーグカレー』のご飯大盛りをカレーとして扱うな! それはハンバーグ&ライスだ! 以上!!
参考リンク:X @officialikinari
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.