1月は行ってしまい2月に入った。各コンビニやスーパーでは恵方巻が並んでいる。気づけば明後日節分か。鬼は外ー!

そんな中、吉野家でも恵方巻が販売されていることをご存知だろうか? かつて吉野家に恵方巻がなかったから牛丼で作ったことがある本サイト。公式はどんなものか気になったので買ってみたぞ。

・購入方法

テイクアウト店舗および九州・四国・沖縄エリアの一部店舗限定で予約販売されている「牛恵方巻」。予約期間は1月12日~2月2日24時までのテイクアウト限定商品である。予約は店頭か電話のみ。

受け取りは2月1日~2月3日までなので、節分直前の本日受け取ることができた。っていうか、吉野家にテイクアウト店舗なんてあったんやね。

・テイクアウト店舗

私は池袋メトロポリタン通り店で受け取ったのだが、そこの店員さんに聞いた話によると都内にも10店舗ほどあるらしい。2年前くらいから登場したんだそうな。へー。

さて置き、話を牛恵方巻に戻すと、種類は「プレーン(税込645円)」と「生姜チーズ(税込699円)」の2種類。どっちが良いか分からなかったので両方買ってみた。

・受け取ると

回収が電話で伝えた予定時間より遅くなってしまったため、編集部に戻る頃には袋に水滴がついていたが、裏を返せばこれは出来立てホヤホヤで用意してくれたということを意味すると思う。


袋から出すと海苔には吉野家の文字が。吉野家って感じがしてとても良い

・食べ比べ

プレーンは具が牛肉とタマネギで、生姜チーズはプレーンに紅生姜とチーズがプラスされている。食べてみたところ、ご飯は酢飯ではなく普通のご飯。2つを比べるとプレーンの方が味が安定している気がした。

生姜チーズは端の肉が寄っている部分は生姜の風味とのバランスが良いのだが、食べる箇所によっては生姜の味が勝ちすぎていて紅生姜巻きみたいな味になっている部分がある。1本の中で味に偏りがあるのだ

・悲報

それに比べてプレーンはどこを食べても一定のクオリティー。ゆえに、数人で切り分けて食べる場合はプレーンの方がケンカにならないのではないだろうか。ただ、そんなことよりも言いたいのは……


ほぼ牛丼やないか

うすうす感づいていた人もいるかと思うのだが、食べた時の印象が牛丼プラス海苔でしかない。これ恵方巻って言っていい存在なんだろうか?

・吉野家すぎて鬼も泣くレベル

そこで恵方巻について調べてみたところ、恵方巻って七福神にちなんで7つの具材を使うものとされているらしい。一方、吉野家の牛恵方巻はと言うと、具材多めの生姜チーズ巻きは4つ、プレーンに至っては2つ。もう1度言うただの牛丼やないか!!

吉野家すぎて鬼も泣くレベル。近年では具が7種類ではない恵方巻も普通にあるのも事実だが、伝統に寄せる気が一切感じられないところはさすがと言えるだろう。

・肩の力が抜けている恵方巻

鬼にとっては悲報と言える牛恵方巻。しかしながら、慣れ親しんだ味にはどこか安心感も感じる。いわゆる肩の力が抜けていて良い。最近頑張りすぎな恵方巻も多いからさ

なお、繰り返しになるが、予約は2月2日24時までで受け取りは2月3日まで。つまり、記事公開時点ではまだギリギリ間に合うので気になった方はどうぞ。念のため、参考リンクに吉野家公式の取り扱い店舗がまとめられたリンクも貼っておきますね。

参考リンク:「吉野家牛」恵方巻取り扱い店舗
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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