浅草寺といえば、都内最古のお寺。江戸情緒あふれる雷門の大提灯と仲見世は、浅草の象徴である。そんな浅草寺に一風変わったトイレがあるという。なんでも江戸情緒を感じる古風なスタイルで注目を集めているのだとか。
そんなわけで仕事後に浅草寺へ。案内図によると境内にはトイレが3カ所あるのだが……情報を精査したところ、弁天堂の北側のトイレが噂のやつらしい。果たしてどんなトイレなのだろうか。
・浅草寺のトイレ
世界的に有名な東京の観光スポット・浅草。江戸時代から受け継がれた歴史ある街には、連日、国内外から多くの観光客が訪れ賑わっている。
日没後のライトアップも幻想的な雰囲気が楽しめると人気だ。17時に本堂は閉堂してしまうが、参拝は24時間可能(ライトアップは23時まで)。
・公衆トイレへ
さて、参拝を終えてからトイレに行くことにした。江戸情緒を味わいながら境内を散策していると「お手洗い」の看板を発見。しかし、特にこれと言って変わったところはなさそう。
…………
やはり普通のトイレだった。
・マジかよ
もう1度情報を確認したところ、一風変わったトイレはすぐ隣にあるらしい。隣には喫煙所があるみたいだが……
Men!
・江戸情緒
そこにあったのは、大きめの石が1つ。そして見覚えのある「Men」なる表示。まさかここが……
トイレだと……!?
竹垣のフェンスがあるとはいえ、用を足すには勇気が必要。ただ、たしかにハンパない開放感と緊張感を同時に味わうことができるかもしれない。その場で構えただけで武者震いに近い感覚を覚えた。さすがにズボンを下ろすことはできず……。
ちなみに同行していた古沢記者も記念にポーズをとっていた。そういった意味では、男性であれば誰もがバッターボックスに立ちたくなるトイレなのだろう。江戸情緒はとくに感じなかったが、古風といえば古風だ。
・公衆トイレは22時まで
そういえば「室内トイレの利用時間は6時から22時まで」だった。つまり時間外にどうしても……という方のためのトイレなのかも。
・翌日
少し気になったので翌日あらためて現場を確認したが、やはり利用者はいない様子。まあ、さすがに日中は室内トイレを使うか。
喫煙所とトイレの位置が反対だったら良かった……かもしれない。
そんなわけで、観光ついでに丸見えトイレもチラッと見学してみてはどうだろうか。以上、浅草寺の珍スポットからでした!
参考リンク:浅草寺
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.