2024年12月11日からコメダ珈琲店にて、とても気になる新メニューの販売が始まった。あの「桔梗信玄餅」とコラボした、「シロノワール 桔梗信玄餅」と「のむ 桔梗信玄餅」だ……!

まさかの餅である。いったいどのような仕上がりになっているのかさっそく食べてみたところ……マジかよ、本当に餅っぽいものがブチ込まれてるぞ!!

・餅

ということで最寄りのコメダへ。通常サイズの「シロノワール 桔梗信玄餅」が850円~910円で、ミニサイズは650円~710円。「のむ 桔梗信玄餅」は720円~960円だ。

どちらも店舗により価格が異なり、また、一部店舗では扱いがないもよう。販売は2025年1月までを予定しているそうだ。

今回はどちらも食べてみようと思う。オーダーから待つ事しばし。届いたのがこちら。


・餅

さて、桔梗信玄餅の正体は求肥である。餅粉から作られたものだが、これはどの辺に餅要素が実装されているのだろうか?


パッと見た感じは普通のシロノワールに、きな粉がかかっているというもの。怪しいのはこのデニッシュの切れ目だろう。中に何かが仕込まれているパターンだ。


開けてみると……なるほど、これが餅成分か。



桔梗信玄餅コラボ系のスイーツは、これまでにも色んな所からあらゆるものが登場している。桔梗信玄餅っぽい味は餅を使わなくとも作り出せる。

それゆえ、今回もそういう感じで桔梗信玄餅フレーバーなソースとかを使って上手いこと風味だけ再現したのではないか……と、侮っていた。

しかしこの、デニッシュ間に仕込まれた謎の白い物質。見た感じ、食感の面でも桔梗信玄餅を再現している可能性が濃厚だ。マジかコメダ。気合が違う……!

さて、このシロノワールには、別に黒蜜が用意されている。これを自分でかけて完成するという仕様だ。


ということで……


完成


食べてみると、凄いモチってる……!! モチモチしているのを超えて、餅な意味でモチってるぞ!! 桔梗信玄餅というよりは、どことなく くず餅っぽさも感じられなくもないが、何にせよ本物に近しい感じで餅っている!!



一体この白いものの正体はなんなのか? メニューをよく見ると “もちもち食感のクリームをサンド” と書かれていた。


コメダ的にはあくまでクリームだそうで、これだけ食べてみるとたしかにクリームっぽさもある。クリームっぽい餅。コメダの脅威的テクノロジ―の産物だ。

食べ進めるとデニッシュと餅クリームで口内の水分が奪われがちだが、そこでソフトクリームが良い仕事をする。

コンビニで桔梗信玄餅のアイスなんてものもあったしな。アイスとの相性の良さは折り紙付き。コメダのソフトクリームと桔梗信玄餅フレーバーの相性も極めて良好だ!

これはかなり完成度の高いコラボメニューだと思う。シロノワールシリーズの中ではだいぶ食べやすい方だと思うので、わりと気軽にノーマルサイズを食べていいだろう。お勧めだ!!

参考リンク:コメダ珈琲店
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼「のむ 桔梗信玄餅」は好みが分かれると感じた。

このドゥルドゥルした部分が桔梗信玄餅で、桔梗信玄餅濃度的にはシロノワールに勝っていると思う。

しかし粘度もだいぶ桔梗信玄餅っぽく、ストローに詰まりやすかったりする。そしてドリンクとしてみると、きな粉の粉っぽさが集中力を削いでくる感もある。

美味いし桔梗信玄餅フレーバーの再現度は非常に高いが、シロノワールのクオリティがかなり高いため、相対的に落ち着いた評価になるのではなかろうか。

そしてなにより、同時に両方行くのはボリューム的にお勧めし辛い。途中から甘味大食いチャレンジ的な空気感が漂い始めるぞ。