私(佐藤)の世代の人なら、1度は超能力に憧れたはず。私もテレビ番組に感化されて、友達とスプーン曲げに挑んだものである。とくに年末年始には大型特番で放送するもんだから、冬休みは超能力の練習に明け暮れたっけなあ。おかんに「まが~わけないがね!(曲がるわけないでしょ!)」と怒られながらも……。
ってことで、今日はサイキックエンターティナーの第一人者「ミスターマリック」になってみることにしたぞ! 11人でマリックになってみたら、1人だけリスペクトがハンパないヤツがいてビビった! その信仰心、ホンモノだろ!!
・みんなでマリック
前回の冬将軍になってみた企画と同様に、今回も私(佐藤)が言い出しっぺだから、私から行くぞ。ぶっちゃけ私の世代(50代)のサイキックヒーローといえば、ユリ・ゲラーだ。生放送中に東京タワーから彼が「念」を飛ばしていた光景は、今でも脳裏にしっかり焼き付いている。
サトック「そんな私はミスターサトックだ! 来てます来てます」
待たんか~~い!
サトック「お前は!?」
「そんなラッパーみたいなサングラスはマリックじゃねえ」
フルック「私はミスターフルックだ。背後のシルエットがカッコいいだろ」
待たんか~~い!
フルック「お前は!?」
「お前のメガネもおかしいだろ。なんでティアドロップやねん」
サジック「私こそ本物、ミスターサジックだ。ハンドパワー」
待たんか~~い!
サジック「誰や、お前は!」
「その手つきはプロレスだろ。若干、トニー谷にも似てるし」
ハラック「何を隠そう、私が本物。ミスターハラックである」
待たんか~~い!
ハラック「そのシルエット、もしや!?」
「人のことをトニー谷といってるお前はマリオやないかい」
スナック「お待たせしました。正解は私、ミスタースナックです。来てます」
待たんか~~い!
スナック「誰じゃい、ワレ!」
「あんたも、鈴木雅之じゃないの。「違う、そうじゃない」て言ってれば」
オハック「髪型的に私が1番近い。ミスターじゃないけどオハックです」
待たんか~~い!
オハック「誰? またマリックじゃない何かに似た誰か?」
「あなたもマリックっていうより、占い師じゃないか」
ヨシック「怪しさなら私が1番。ミスターヨシックです」
待たんか~~い!
ヨシック「いつまで続くの? この流れ」
「スヌープ・ドッグのマネしているんすか? マジで」
ワサック「娘のサングラスを持ってきました。来てます、マジで」
待たんか~~い!
ワサック「だよね、俺で終わったらおかしいもんね。誰?」
「さすがにそんな可愛いサングラスで、マリックはないでしょ」
アヒック「存在感なら私が1番。ミスターアヒックだ」
待たんか~~い!
アヒック「もうそろそろ終盤戦でしょ、いい加減誰か締めてくれ」
「お前はマリックっていうより、マトリックスのネオやないかい。そこどかんかい」
ナカック「ギター持参のミスターナカックです。テーマソングもちゃんと弾いたぞ。これこそハンドパワー」
待たんか~~い!
ナカック「な、なに! サングラスしてないだと!? お前はまさか!」
「お前たち、ミスターマリック舐めすぎだろ。だいたいサングラスしてる時点で、何もわかってねえんだよ」
ハトック「本当に長らくお待たせしました。私こそ、編集部で1番マリックに挑むのにふさわしい男、ミスターハトックです」
ハトック「彼がサングラス姿になる前からの大ファンです。ちゃんとスプーンも曲げてきました」
ハトック「ちゃんと彼の著書『超魔術』も持っています」
ハトック「しかも初版本です。子どもの頃からのガチのファンです」
羽鳥の信仰心、マジで来てます! 来まくってます!!
ってことで、せっかくみんなでマリックになったことだし、読者の皆さん、ならびにメンバーの健康と幸せを願って、ハンドパワーを送り合うことにしました。
※ あくまでもハンドパワーを送り合っている様子です。決して怪しくありません。
読者の皆さんに向けて、ハンドパワー!
くる年の健康と幸せを願って、ハンドパワー!
互いにパワーを送り過ぎて、ぐったりしてしまいました……。
~~~ 完! ~~~
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24