Morbius/ダニエル・エスピノーサ
ヴィランの悲しきピクニック・・・じゃなくてビギニング
そもそもモービウスっていうのは、マーベルコミックのヴィランらしい。
アタイはよく知らないんですけど、ゆうたらスパイダーマンとの因縁があるとかないとか?
まぁ確かにスパイダーマンはビュンビュン系の蜘蛛だしモービウスはビュンビュン系の吸血コウモリ。
ホームフィールドが似てると言えなくもないから、どっかでバッタリ会ってて「テメェ!!」とマウントとりあってても不思議じゃないよねぐらいの説得力はございます。
いや知りもしないのにいい加減なこと言いましたすいません。
ともかくスパイダーマンはひとまずどうでもいいんです。
(トム・ホランド版見てないんで・・・)
今回はヴィランが主役ということで、ヴェノムみたいなもんかいな?と思われましたがそれもまぁどうでもよろしいのです。
実際、ミーハーが釣られたのは1にも2にもキャストに決まっているんですよね。
ジャレッド・レト&マット・スミス。
この二人の組み合わせはもう花札における月見で一杯、あるいはブニョールのトマト投げ祭りクラスの奇祭なのです。
そのうえマット・スミスがデイモンを演じたハウス・オブ・ザ・ドラゴンの余韻もプラスされます。
やだ強い~~~~!
以下ネタバレ全開、ご注意ください。
なんせその二人がですね・・・・難病で体を動かすのもままならないし、下手したら明日をも知れない命なわけ。
その連帯感で子供の時から兄弟分みたいに強力粘着な絆があるわけ。
さらにモービウスは天才医師だし、マイロは富豪でいくらでも研究費用をつぎ込めるから、二人三脚で助かる方法を模索してるんですよ。
二人は不自由な体でお散歩しながら、
とか言っちゃってるわけ!
この時点ですでに胸かきむしっちゃいますよね?
マイロ、お前ってやつは・・・
ところがいざ研究が成功してから、この二人は画面狭しと縦横無尽にすれ違います。
全速力ですれ違います。
マイケルはちゃっかりヒーローポジなんです。苦悩するタイプの。
一方マイロは新しく得た状況に大はしゃぎです。
そりゃ、これまで辛かった分楽しみたいよねえ・・・・。
でも単に健康な体を手に入れた、ってだけじゃなく必要以上に強くなり、栄養源が変化したのが問題で・・・。
吸血つよつよマンと化した二人のめくるめくステージを期待するマイロと、自分の変化を呪うマイケル。
さらにマイロは、マイケル(モービウス)が、助手の女性といい感じになってるとことか遠目にそっと目撃しちゃってるもんだから、なおさらハギシリが激しくなってヴィラン度合いも高まろうというもの・・・。
まぁマイロがこじらせてるんですよね。
そんなよくある構図なんですが、なんたってこの二人はジャレッド・レトとマット・スミスよ。
当ミーハーといたしましては、気持ちはわかる気もするがどうしてそうなる!!
君たちのこれまでの友情は?ましてモービウスってヴィランなんでしょ?
苦悩しようがはしゃいでようが、どのみち二人して街を瓦礫の山にしてんだし、なんだかんだとすえながく仲良くしてたらいいだけじゃん!
・・・なのにヒーロー顔で敵対してくるマイケルに対しハードなイジケをエスカレートさせてくマイロが不憫で、アタイは涙にむせびながらも…
その結果、マイケルの髪の毛がなびいたり、あれ胸元がはだけたり、マイロの前髪が乱れたり、という前のめりな状況に陶酔するわけですね。
いやぁハハハハハ、最高じゃないですかね。
ちなみに痩せて折れそうにかぼそかったマイケルの身体が、変身後は固マッチョになるのを半裸状態で拝めるのですが・・・、たぶんどっちかが特殊効果かなとは思うけど、ジャレッド・レトのことだから撮影中に体型を変えるぐらいはしでかしそう。
何を言いたいかというと、そういう奥深い謎もあります。
おかげでミーハーは目の保養と頭の休養に加え、若干の脳トレまで行うことができました。
つまり余は満足じゃ、ということです。めでたしめでたし。
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「モービウス」データ
- Morbius(2022)アメリカ
監督
- ダニエル・エスピノーサ
脚本
- マット・サザマ バーク・シャープレス
キャスト
- ジャレッド・レト(マイケル・モービウス)
- マット・スミス(マイロ/ルシアン)
- アドリア・アルホナ(マルティーヌ・バンクロフト)
- ジャレッド・ハリス(ニコラス)
- アル・マドリガル(アルベルト・ロドリゲス)
- タイリース・ギブソン(サイモン・ストラウド)
- マイケル・キートン(エイドリアン・トゥームス)