【高配当ETF】PFF/PFFD徹底解説/比較、買い時について

高配当投資家の皆様にはお馴染みのPFF/PFFDについて解説していきます。

ねこマンはインデック(VTI/VOO)+長期米国債(EDV/TLT/TMF)をコア資産としてますが、高配当も全体の25%程度織り交ぜる、コア・サテライト戦略をとってます。

2022年のFRB高金利政策によって、高配当銘柄であるPFF/PFFDがかなりの下落をして、配当利回りが6.5%を超えたため1,000万円程度買いました。優先株式とは、議決権がない代わりに、普通株より配当がよいものです。債券に近い値動きで、平時は値動き小さく、金融不安には弱い傾向があります。

目次

PFF/PFFDとは

米国優先株式ETF

PFFはiシェアーズが発行する金融系の優先株式の詰め合わせです。(PFFDはグローバルXが発行)

優先株ってなん二ャ

優先株とは、他の株式に比べて優先的地位を持っている株式のことをいいます。配当や会社清算時の残余財産を普通株より優先して受ける権利を有する一方、議決権に制限がある(もしくは議決権がない)株式のことをいいます。

議決権利がない変わりに優先的に配当したり、高配当になるんだね

普通の投資家は議決権なんてどうでもいいから、高配当は嬉しいね

優先株メリットは、議決権を放棄する変わりに
・優先的に配当を受け取れる
・配当利回りが高くなる

組入銘柄

PFFD組入銘柄上位をリストUPしました。ウェルル・ファーゴを筆頭に、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガンなど超一流の大手金融機関が上位に占めています。

また、200種類以上の優先株に分散投資されてますので、リスク分散の点でも安心と言えます。

分散されているため、例えばベライゾン、AT&Tを買うならPFF/PFFDの方が安全ですね。

デメリットとしては、金融セクターに集中されている点です

PFF VS PFFD比較

以下Boombergより抜粋。好みにもなりますが、PFFDは設定が最近で、PFFよりは若いETFです。リーマン・ショック時のデータは存在しません。(ほぼPFFと同じ動きでしょうが)。

また、資産規模もPFFに軍配が上がりますね。すなわち流動性が高いということです。

一方、PFFDの方が経費率も安く配当利回りも高いためねこマンはPFFDを買ってます。

2023年7月時点 PFFPFFD
発行体ブラック・ロックGlobal X
設定時期2007年3月2017年9月
資産規模13(十億USD)2.3(十億USD)
経費率0.45%0.23%
配当利回り6.15%6.65%
データデータ
Bloombergデータ

高配当が好きな方は以下もどうぞ

PFF/PFFDの特徴

配当利回りが高い

2023年7月時点でPFFの配当利回りは6.15%

PFFDで6.53%です。

尚、参考までに高配当で有名なBDC銘柄、PSECなどは配当利回りが12%程度です。
2024年時点でWebull証券で購入できます。

平常時は値動きが少ない

PFF/PFFDは株式より債権に近い性質を持ちますので、平常時は値動きが少なくPFFでは30ドル後半で推移をするという特徴があります。株価のボラティリティを避け、高配当を楽しみたい方には向いていると言えます。

PFFのチャート

キャピタルゲインの期待値は低い

値動きが少ないということは裏を返せば、大きなキャピタルゲインは通常環境下では期待できないということになります。

大きく下落した、コロナ・ショックや高金利下の今は逆にチャンスだね

金融危機に弱い

PFFDは金融機関の優先株式の詰め合わせなので、リーマン・ショックのような金融危機には弱くかなりの下落をしてしまいます。
一方、コロナショック時は下落は限定的で、下落時に配当利回りが跳ね上がり押し目買いにより戻りが早かったです。

言い換えると

下落時に買うことができればかなりの高い配当利回りを獲得することができます。

高金利時に価格が下がる

PFFのチャートを再掲載します。2022年になってから急に株価が下落しえいることが分かります。

PFFチャート

株価は安定しているって言ったのは嘘二ャ?

いえ、PFF/PFFDは債権に近い性質をもつため、市場金利が上がるとどうしても株価が下がってしまうのです。

どうして金利と逆の動きをするの?

簡単に言うと、市場金利が上がるということは無リスク資産である米国債の分配金利回りが上がるためです。
当然PFF/PFFDよりは利回りが落ちますが、安全資産である米国債の利回りが高くなっている局面では、その優位性が相対的に低下して価格が下がってしまうのです。

確かに、EDV/TLTが3%超える利回りなので安全資産に流れるのもわかるね

高金利時代の戦略

長引くインフレ抑制のためFRBは2022年から金利を徐々に上げてきました。結果、PFF/PFFDは下落していき、現在では配当利回り6%以上になってます。

つまり、2023年の今、今後金利下落までは

ボーナスタイム、買い場

ということになります。

でも高金利だと日米金利差が拡大して、円安ドル高になってしまっていて買いずらい二ャ

ご指摘の通りです。この点が多くの人を足踏みさせる理由ではないでしょうか?

たとえばPFFDを例にとります。

PFFDチャート

2023年夏時点では19ドル台前半。コロナショックの底値が18.81ドルなのでほぼ底値に近い状態です。

PFFDの価格は、平常時は大体25-26ドルで推移しているため、

金利が戻った場合の、今後の株価上昇余地は30%以上あります。

これにより、今後円高となった場合でも、株価上昇により相殺、もしくは依然含み益が取れると考えております。例えば、1ドル130円で買付た場合、110円になると16%株価が目減りします。

一方、通常価格25ドル程度に戻れば現在19ドル強から30%以上の増加となるためキャピタルゲインが取れる上、

6.5%以上の配当利回りを確保

できるのです。

高配当投資家さん向けに、PFF/PFFDを上回る幻の銘柄ARCCの購入方法記事もあります。

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