2ファクタ認証を使用する
2ファクタ認証は、Apple IDの認証を二重化することでセキュリティを強化し、たとえパスワードが他人に漏れても本人以外はアカウントにアクセスできないようにする認証方式です。iPhone、iPad、およびMacで2ファクタ認証を設定できます。
詳しい方法: 以下のタスクを表示するには、タイトルの横にあるプラスボタン を選択してください。
iPhoneまたはiPadで2ファクタ認証を設定する
「設定」 >「[自分の名前]」>「パスワードとセキュリティ」と選択します。
「2ファクタ認証をオンにする」をタップしてから、「続ける」をタップします。
2ファクタ認証の確認コードの受け取りに使用する信頼できる電話番号(iPhoneの電話番号など)を入力します。
コードをテキストメッセージで受け取るか、電話での自動音声案内で受け取るか選択できます。
「次へ」をタップします。
信頼できる電話番号に送信された確認コードを入力します。
確認コードを送信または再送信するには、「確認コードが届いていない場合」をタップします。
このiPhoneで確認コードの再入力が必要になるのは、完全にサインアウトするか、iPhoneを消去するか、WebブラウザでApple IDアカウントページにサインインするか、またはセキュリティ上の理由でApple IDパスワードの変更が必要になった場合のみです。
2ファクタ認証をオンにしたあと、オフにできる期間が2週間あります。その期間が過ぎたあとは、2ファクタ認証をオフにできません。オフにするには、確認メールを開き、以前のセキュリティ設定に戻すリンクをクリックします。2ファクタ認証をオフにするとアカウントのセキュリティが弱まり、高いレベルのセキュリティを必要とする機能は使えなくなりますので注意してください。
Macで2ファクタ認証を設定する
以下のいずれかの操作を行います:
macOS 13以降が搭載されたMacの場合: アップルメニュー >「システム設定」と選択して「Apple ID」 をクリックし、サイドバーで「パスワードとセキュリティ」を選択します。
macOS 12以前が搭載されたMacの場合: アップルメニュー >「システム環境設定」と選択して「Apple ID」 をクリックし、「パスワードとセキュリティ」を選択します。
「2ファクタ認証を設定」をクリックしてから、「続ける」をクリックします。
確認の質問に答えてから、「確認」をクリックします。
確認のために電話番号を入力し、確認方法を選択してから、「続ける」をクリックします。
求められたら、信頼できる電話に送信した6桁の確認コードを使って本人確認を行います。Apple IDから完全にサインアウトしたり、Macを消去したり、セキュリティ上の理由でパスワードを変更する必要がある場合を除いて、そのMacで確認コードの入力を再度求められることはありません。
Apple IDのセキュリティキー
セキュリティキーとはUSBメモリやタグのような見た目の小型外部デバイスで、2ファクタ認証を使ってApple IDにサインインする際の確認に使用できます。Apple ID用のセキュリティキーは、セキュリティ機能の高度な追加オプションで、フィッシングやソーシャルエンジニアリング詐欺などの標的型攻撃からの特別な保護が必要な人々のために設計されました。セキュリティキーでは、6桁のコードの代わりに物理キーを使用するので、2ファクタ認証プロセスが強化され、2番目の認証ファクタが攻撃者に傍受されたり要求されたりするのを防ぎます。
セキュリティキーについて詳しくは、Appleサポートの記事「Apple IDのセキュリティキーについて」を参照してください。