Apple製品のアプリプライバシー機能

お使いのデバイスのプライバシー設定は、ユーザが自分のデータを制御できるように慎重に設計されています。例えば、ソーシャルネットワーキングアプリにカメラの使用を許可して、写真を撮ってそのアプリにアップロードできるようにすることができます。これらの設定を確認すべき理由の1つに、ほかの人にデバイスを設定してもらったか、ほかの人がお使いのデバイスにアクセスしたことがあってパスコードを知っている場合があります。その人が設定を変更していないことを確認してください。

1. 以下のいずれかを行います:

   • iPhoneまたはiPadの場合: 「設定」 ＞「プライバシーとセキュリティ」 と選択します。

   • macOS 13以降が搭載されたMacの場合: アップルメニュー ＞「システム設定」と選択し、サイドバーで「パスワードとセキュリティ」を選択してから、「プライバシー」をクリックします。

   • macOS 12以前が搭載されたMacの場合: アップルメニュー ＞「システム環境設定」と選択し、「パスワードとセキュリティ」を選択してから、「プライバシー」をクリックします。

2. データタイプのリストを確認します（カレンダー、連絡先、写真、リマインダーなど）。

3. リストからデータタイプを選択して、デバイスのどのアプリがそのデータタイプにアクセスできるかを確認します。

   まだ許可を求めていないアプリはこの一覧に表示されません。アクセスを要求したことがあるアプリには、許可を与えたり取り消したりできます。写真では、アプリに与えられたアクセスを変更することもできます。ユーザがアプリに許可した場合にのみ、この設定にある種類のデータをアプリで使用できます。

   注記: Appleデバイスでプライバシー設定を変更した場合、それらのアプリによるデータへのアクセス方法のみが変更されます。他社製のアプリ（Apple以外の企業によって作成されたアプリ）の「プライバシーとセキュリティ」設定を変更したい場合は、アプリまたはブラウザから他社のアカウントにサインインして、そこから設定をアップデートする必要があります。

App Tracking Transparencyでは、アプリが他社のアプリやWebサイトを横断してあなたのアクティビティをトラッキングできるようにするかを決めることができます。アクティビティをトラッキングする許可はいつでも取り消すことができます。「アプリからのトラッキング要求を許可」をオフにすると、アクティビティをトラッキングしたいアプリから確認を求められることがなくなります。この設定がオフのときにトラッキングの許可を求めたアプリは、「アプリにトラッキングしないように要求」を選択したものとして扱われます。

• 以下のいずれかの操作を行います:

  • iPhoneまたはiPadの場合: 「設定」 ＞「プライバシーとセキュリティ」＞「トラッキング」と選択してから、「アプリからのトラッキング要求を許可」をオフにします。

  • Apple TVの場合: 「設定」＞「一般」＞「プライバシーとセキュリティ」＞「トラッキング」と選択してから、「アプリからのトラッキング要求を許可」をオフにします。

お使いのiPhoneまたはiPadに身近な人が許可なくアプリをインストールしたか、インストール済みのアプリの設定を変更したことが懸念される場合は、アプリプライバシーレポートをオンにすることができます。

位置情報、カメラ、マイクなどのデータに各アプリがアクセスする頻度について、詳細を確認できます。

1. 「設定」 ＞「プライバシー」と選択します。

2. 下にスクロールして、「アプリプライバシーレポート」をタップします。

3. 「アプリプライバシーレポート」をオンにします。

   アプリプライバシーレポートは、「設定」＞「プライバシーとセキュリティ」＞「アプリプライバシーレポート」と選択して、いつでもオフにすることができます。オフにすると、レポートのデータもデバイスから消去されます。

   注記: アプリプライバシーレポートでの情報の収集はレポートをオンにしたあとに開始されるため、詳細が表示されるまでに時間がかかる場合があります。デバイスでアプリを使い続けると、さらに詳しい情報が表示されるようになります。アプリプライバシーレポートのデータは暗号化され、デバイス上にのみ保存されます。このレポートには、過去7日間にアプリがプライバシーに関わるデータやデバイスのセンサーにアクセスした回数と日時が表示されます。各アプリやデータの種類をタップすると、詳細を確認できます。