銅像ハンターtaguttiの銅像ハンティング記

銅像好きがこじれてよじれて20年以上。日本中の銅像ハンティングは続きます…

島根県編   その7

2025年あけましておめでとうございます。今年も「銅像ハンティング記」をよろしくお願いいたします。では…

 

〇多々納忠一(たたのちゅういち) (1909~1982)

 政治家。島根県大東町生まれ。加茂町長から島根県議会議員。

<多々納忠一像>

場所:雲南市加茂総合センター(島根県雲南市加茂町加茂中972-5)

竣工:1983年 1月

像高:

作者:山名常人(東條会館)

撮影時:2024年8月22日

説明:ここの銅像の配置は面白く、加茂総合センターに入る道左側の芝生の丘に,2体の銅像が離れて配置されている。

 

〇竹内宇右衛門 (1923~?)

 官僚、政治家。加茂町長(7期)。

<竹内宇右衛門像>

場所:雲南市加茂総合センター(島根県雲南市加茂町加茂中972-5)

竣工:1996年4月

像高:

作者:ステレオ写真彫像

撮影時:2024年8月22日

説明:2体の像の内、多々納氏像が左、竹内氏像は右である。像の作成時は、氏はご存命だったようだ。

 

スサノオとクシイナダヒメ

 日本神話の神々。出雲神話において、高天原から追放されたスサノオが、出雲国に降り立った際、クシイナダヒメとその両親の困っている場面に遭遇し、八岐大蛇からヒメを救うことに成功知る。そこで二人は夫婦となり、出雲で新生活をはじめる。その地は須賀宮(現在の須我神社)で、スサノオの詠んだ「八雲立つ出雲八重垣妻籠みに八重垣つくるその八重垣を」は、日本最古の和歌とも言われる。

スサノオとクシイナダヒメ像>

場所:出雲市役所須佐コミュニティセンター(島根県出雲市佐田町反邊1747−6)

竣工:1994年

像高:

作者:

撮影時:2024年8月21日

説明:アニメばりの可愛い像だが、作者はわからない。「豊穣」のタイトルで立っている。この地は、神戸川と須佐川の合流点で、山間部に入り、急峻な地形のギリギリの平地に建物が建っている,旧須佐町の中心地である。

 

竹下登 (1924~2000)

 政治家。島根県飯石郡掛合村(現島根県雲南市)生まれ。竹下家は300年続く旧家で、1866年からは造り酒屋であった。詳しくは書かないが、政治家としては成功したのだろうが、家族生活はあまりよろしくなかったようだ。戦後島根県議会議員(2期)から衆議院議員(14期)。内閣官房長官建設大臣、大蔵大臣を経て、第74代内閣総理大臣となる。

竹下登像>

場所:道の駅掛合の里(島根県雲南市掛合町掛合1800−2)

竣工:2006年5月

像高:4㍍

作者:本郷寛

撮影時:2024年8月21日

説明:道の駅の裏にある公園らしきところに像は立つ。道の駅の駐車場から一段下がったところで、自分が行ったときは草も茂っており、管理されていない感じで、かつての「竹下王国」の衰退を感じさせる光景だった。

 

〇永島運一  

 略(第2回目を参照)

<永島運一像>

場所:出雲西高校島根県出雲市下古志町1163)

竣工:1977年11月

像高:

作者:この署名誰?

撮影時:2024年8月21日

説明:校門を入ってすぐに立つ。この人は島根県の私学界の重鎮なんだね。

 

二宮金次郎 

 略

二宮金次郎像>

場所:荘原小学校(島根県出雲市斐川町神庭273)

竣工:1985年4月(元は1937年4月)

像高:

作者:

撮影時:2024年8月21日

説明:通常の芝を背負い、本を読んでいる像ではない。この像は地域で大事にされたようで、情報が多くある。初代像は、地域の教員であった錦織竹香(本名久美)氏の寄付金によるものであったが、戦争中の金属供出で失われ、1949年に晩年の二宮尊徳像(石像)が乗せられたが、痛みも激しくなったために,1985年に初代の像を復元したという。このわらじを渡す姿の像は、レファレンス共同サービスの調査によると、静岡県小笠郡横須賀尋常高等小学校の像をモデルにしたという。戦後大人の像になったのは、わらじを作って大人に渡している姿では、児童虐待に当たるのではないか?と議論されたためと書かれている。

 

〇八上姫 

日本神話に登場する稲葉国八上郡の女神。大国主神の最初の妃。因幡の白兎の話で、大国主神(大汝牟遅神)の兄神たち(八十神)が八上姫に求婚に行く際、大汝牟遅神は荷物持ちであった。道中、八十神に騙された兎を大汝牟遅神が助けると、兎は大汝牟遅神と八上姫の結婚を予言する。予言通り八上姫を妻にするが、八十神の謀略などで苦労をするものの、須勢理姫命を娶って大国主神となる。その後大国主神は八上姫を宮殿に迎えるが、正妻の須勢理姫命の嫉妬を恐れて、因幡国へと帰ってしまう。

<八上姫像>

場所:道の駅湯の川(島根県出雲市斐川町学頭825−2)

竣工:1999年10月?(道の駅の開設年)

像高:

作者:

撮影時:2024年8月21日

説明:石像である。当初は国道9号線沿いにあったこの像は、2016年に”癒やしの広場”の完成により、現在地に移設されたらしい。出雲湯の川温泉は、ホウ酸を多く含んだアルカリ泉で、和歌山県の溜飲温泉、群馬県の川中温泉と並び、日本三大美人の湯とされている。そこで、湯浴みをしている像なのだ。

  翻译: