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航空安全、ゴルフ上達のご利益がある京都府八幡市の神社(御朱印も特徴的)【飛行神社】

零戦と鳥居の写真 京都府

京都府の八幡市に位置する「飛行神社」。名前のとおり「飛行」にまつわるご利益がある神社で、全国から航空安全や航空事業の発展を祈願する人々が訪れます。
境内には「飛行」を連想するモノが多数。銀色に輝く鳥居の横にプロペラがぐにゃりと曲がった零戦のエンジンや戦闘機のジェットエンジンが展示されていたり、花手水には飛行機が描かれていたりとユニークな神社だ。詳しい様子を写真とともにお伝えします。

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墜落した零戦とジェットエンジン

零戦の機首部

境内に入ると、銀色に輝くインダストリアルな鳥居が目に飛び込み、そこはまさに空の世界への入り口。神社でありながらプロペラがぐにゃりと曲がった零戦のエンジンや、力強い轟音を奏でたであろうジェットエンジンが展示されています。

展示されている零戦の機首部は大阪湾で引き揚げられた物です。

戦闘機のジェットエンジン
5m以上あるF104J(栄光)のジェットエンジン

他にも、鳥居付近には飛行機のおもちゃの裏に願い事を書いて奉納する「奉納飛行機」があります。奉納する飛行機のおもちゃは全日空・日本航空から選べます。

花手水に飛行機が乗っている様子

拝殿の様子

拝殿の様子

飛行神社の拝殿は、洋風建築とそのユニークなデザインが特徴的です。これは飛行神社が単なる日本の神社にとどまらず、世界中の人々から愛される「空の聖地」を目指しているからです。「海や陸地には限りがあるけど、空は世界に一つ同じ空がある」という創建者の理念に基づき、国境を越えて人々が集える場所として、国際色豊かな建築が採用されました。

空に関連した全ての信仰を集める神社

飛行神社は飛行に関するご利益があることから、旅の安全、航空事業の発展、就職祈願などを願う人々が訪れます。また、「飛ぶ」という字が共通することから、ゴルフの上達を祈願をする人も多く訪れます。ドライバーで遠くへボールを飛ばしたい、という思いからゴルフボールを奉納する人もいるとか。

また近年では、、宇宙産業に関わる人々もこの神社を訪れるようになりました。ロケットの打ち上げ成功や、新たな宇宙技術の開発など、宇宙に関する様々な願いが込められています。

お守りも面白い。「孔球守(ゴルフ守)」そして全国初のドローンや無線操縦機の安全を願う「通信翼守」などが販売されていました。

初代神主は幻の発明王「二宮忠八」

拝殿にあるステンドグラス

飛行神社は、単なる神社にとどまらず、日本の航空史を語る上で欠かせない場所です。この神社を創建したのは、世界で初めてプロペラ式模型飛行機を発明した二宮忠八。彼の情熱と夢が形となった場所なのです。

神社の拝殿の上部には忠八が開発の参考にしたトビウオなどのステンドグラスが配されています。

二宮忠八の偉業

初代神主である二宮忠八は、1891年に世界初のプロペラ式模型飛行機である「カラス型飛行機」を発明したすごい人です。人を乗せて飛べる「玉虫型飛行機」の設計図も完成させましたが、当時の軍部の無理解によって却下。世界初の飛行計画は頓挫し、ライト兄弟に人類初の動力飛行機の開発の座を越されてしまうのだ

忠八の設計図はライト兄弟の16年も前にすでに完成していたのに・・・

以後、飛行機開発を断念した忠八は、航空事故の防止や犠牲者の霊を慰めるために1915年に私財を投じて日本初の航空神社として飛行神社を創設したのである。

航空ファン必見!二宮忠八資料館

飛行神社の境内には、「二宮忠八資料館」が併設されています。ここでは、二宮忠八が製作した模型飛行機や、彼が描いた設計図など、貴重な資料を多数展示。約1000体のプラモデルや宇宙開発に関する模型もあり、航空ファンにとってはたまらない空間です。

飛行神社の御朱印の画像

御朱印の種類は以下のとおりです

  • 飛行神社の御朱印
  • 飛行神社の御朱印にスタンプ(全5種)
  • 饒速日命(見開き)の御朱印
  • 花手水の御朱印 

・各300円 となっており追加印(全5種)は各100円
(航空機・戦闘機・戦闘機(編隊)・ロケット・ヘリコプター) 

御朱印
御朱印の種類

ANAと飛行神社とのコラボご朱印帳も販売されていました。

アクセス

住所:京都府八幡市八幡土井44
Googleマップで詳しい住所を確認する
TEL:075-982-2329
営業時間:午前9時から午後4時半

まとめ

飛行神社には飛行に関するご利益から、航空事業や宇宙開発などに携わる人が多く参拝する場所です
境内には自衛隊募集のポスターやパンフレットも見られました。

全国を見渡しても珍しいご利益のある「飛行神社」。航空のみならず、宇宙までの信仰を集めるこの神社はこれまで以上に多くの人々にとって必要な場所になっていくことだろう。

以上です。最後までご覧いただき、ありごとうございました

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