今日はもうちょっと寝てたいな~とベッドでごろごろしていたら、トラックのプシューという音と腹の底から憎しみを込めたわんちゃんのワオーン!!という声で飛び起きた。
待ちに待ったお水屋さん。
少しだけ残っているボトルの水をやかんに移し替えたりしてもたもたしていると、一瞬でいなくなってしまった。空のボトルは2本あったのに1本しか交換されていない。
飲み水と料理に使うと多分一週間は持たない。
年始の配達で慌てていたのかもしれないけど、水不足は死活問題である。
とりあえず近日中に食べる予定にしていたパスタは中止、今日作ろうと思っていた茹で卵も延期になった。大幅に献立の予定が狂ってしまう。
おそらく今週どこかでジャンクフードの出番があるだろう。それも全部水のせい。
年始から汗疱に悩んでいるという発表をして、それがだいぶ落ち着いてきたので安心している。
『汗疱』で検索すると無数のぽつぽつに皮が剥けてでろでろ、というまあまあひどい状態のものが出てくることがあるが、全然そこまではいっておらず小さいぷつぷつが2,3個出て割れることもなく静かに枯れていく、という消極的なタイプの汗疱だった。
ちょうどその話をしていたら、数日前に夫の職場のダニエルくんとやらも同じ状態になっていたようで「ちょっと薬買ってくる」と言って仕事中に抜け出して何やら塗っていたけどその後全然効いてないらしい。
汗疱の先輩として「solo 我慢」と伝えてもらうよう頼んだ。
soloは英語でいうonly、我慢のスペイン語はまだ知らない。
おそらく汗疱が出がちな気候なんだろう。頑張ろうぜダニエル。
最低限の水で調理できるものと言えばカレー。カレーにすれば付け合わせのスープを作らなくていいので水をあまり使わない。
無水カレーというのもあるくらいなので究極はそこを目指したらいいんだろうけど、そこまでの水不足ではない。
冷蔵庫にジャワカレーのルウがめちゃくちゃ中途半端に3切れ眠っている。
一回開けてしまってるので早く使わねばと思っていたところにやっと出番が来た。
冷凍してある豚バラブロックが500g分くらいあるので、カレー粉も足したりすれば4皿分くらいは作れるはず。米も一気に炊いて冷凍すれば良い。
ここから更に細かくみじん切りしたタマネギと、嵩増し要員のにんじんとセロリをミキサーにかける。
スパイスカレーの作り方で野菜の旨味を出しつつジャワカレーで閉じ込める作戦。
豚バラブロックは一口サイズに切って軽く焼き目をつけ、たっぷりの水で1時間ほど煮込む。
スパイスの香りも嗅ぎたいので、めちゃくちゃたくさん入れてしまった。
どうせジャワの味になってしまうんだからとは思うが、結局はここの香りが楽しみなのでやめられない。
炒めたタマネギにトマト2個、カレー粉など色々合流させ、最後は豚肉を茹で汁ごと放り込みジャワカレーのルウを溶かす。
一瞬でスパイスの香りからジャワカレーの香りに包まれる。
奥の方にほんのりとスパイスを感じる美味しいお家カレー。これはこれで懐かしい味で落ち着く。
そして6皿分もできたので何もせずになんとあと2日もカレーが楽しめる。
こんなに簡単なのに我が家の水不足も救ってくれてしかも美味しいなんて、カレールウの凄さに感嘆。そりゃ年間100億皿も食べられるわけですよね。