私は、元々は「バブルの申し子」といったイメージのある秋元康氏が大嫌いでした。いや、嫌いというより「敵」であり、作詞家としての秋元康氏も、そうした先入観でしか見ていなかったと思います。
私が、AKBにプラスの意味で関心を持ったのは「RIVER」の頃ですが、それから2年以上「自分はAKBが好きである」という事を、他人だけでなく自分にも、認めることは出来ませんでした。

私は元々「バブル文化の悪しき象徴」とでも言うべき秋元康が大嫌いだった。秋元康がやることは全て胡散臭いのであり、だからAKBも当然ダメだった。AKBを認めてしまう事は秋元康の軍門に下る事であり、アイデンティティ・クライシスのような恐怖があった。今もその抵抗感は完全に消えてはいない。
2014-12-13 08:39:33
今でも、30代後半以上でAKBに強い拒否反応を示す人の多くの感情は、AKBそのものではなく「秋元康に対する拒否反応」だと思う。秋元康のマイナス・イメージが巨大すぎて、AKBそのものを見つめる気にならないのだ。マツコ・デラックスなんか完全にそうだよね。その気持ちは私にも良くわかる。
2014-12-13 08:58:17
秋元康の作詞家としての才能は、実はAKBを手掛けることによって、初めて真に開花したのだと思っている。AKB以前の秋元康の歌詞は、頭で作った手技に走った詞で、本当に良いと感じたことが無い。しかし、AKBの歌詞は奇をてらわずに魂で書いているから、昔より単純なのだけれど心に響いて来る。
2014-12-12 20:27:25
私は「川の流れのように」より「RIVER」の歌詞の方が優れていると思う。「川の流れのように」はサビで勝ってる曲なんだよね。以前、カラオケで「川の流れのように」が歌いたくてCDを入手したのだけれど、改めて全体を通して聴くと「そんなに良いかな?」とピンと来なくて、結局止めてしまった。
2014-12-12 15:51:32
AKB時代の秋元康の詞が素直でシンプルになった理由の一つは、歌詞を大量生産する必要があったからだろう。とにかく書かなければならないから、変に捻っている余裕がないのが、逆に幸いしたのだ。 そして、AKBをプロデュースする過程で、秋元康の内面もメンバーに影響されて変わったのだと思う。
2014-12-12 21:13:39
私は、AKBの面白さを認めてゆく過程で、秋元康への評価も変えていった。と言うより変えざるを得なかった。そしてAKB以後の秋元康を観察していて、ひょっとするとAKBをプロデュースするうちに、メンバー達の「純」や「マジ」が、逆に秋元康にも影響を与えたのではないか?と思うようになった。
2014-12-13 09:23:20
@sentaisaku AKBが成功した大きな要因は、楽曲の良さですよね。 私は、AKBを手掛けるようになってからの秋元康氏の詞が好きです。それ以前は、頭で考えたような詞が多かったですが、AKBの楽曲では、素直で心に響く歌詞を書かれるようになったと思います。
2015-12-24 18:07:48
AKBを始めてから秋元康氏の歌詞は素直になったけれど、その理由は以下の3つではないかと思う。 ①秋元氏自らが言っていたが、メンバーに理解しやすいように、易しい言葉を使うようになった ②秋元氏がメンタルの面でAKBのメンバーに影響を受けた ③大量生産するため「考え過ぎる」余裕がない
2015-12-24 18:25:21
この記事は、ハロプロ・ファンであるマツコ・デラックスの贔屓の引き倒しみたいな面もあるけれど、マツコがAKBを盛んに批判する理由の一つが良く判った。「『報われない男が自己投影するような歌詞』は、分からない」か…。そういう事だったんだね。 news.livedoor.com/article/detail…
2015-04-16 20:11:36
AKBの歌詞には「男の子の心情」を歌ったものが多い。この戦略はAKBが大ブレイクした理由の一つだと思うのだけれど、マツコ・デラックスは、それがイヤだったんだね。「男の子の女の子への恋心の詩」になんて、感情移入できないんだろう。確かマツコ・デラックスにとっては、そうかもしれないね。
2015-04-16 20:22:05
でも、「ヲタ向けのAKBの曲は、一般の日本人の心には届いてこない」というのは、どうかなぁ?3.11の直後に「風は吹いている」のような曲を発表したアーティストがどれくらいいたんだろう?そして、今のこの日本で、あえて「僕たちは戦わない」という歌をリリースしようとしてるアーティストは?
2015-04-16 20:30:53「希望的リフレイン」
「希望的リフレイン」(2014年)は片思いの高揚感を歌ったアップテンポな曲ですが、今ではこうした感情は、すぐ「ストーカー的」に捉えられてしまうので、実はかなり危険で痛い歌なのではないでしょうか?
個人的には、青春時代の一場面が鮮やかに蘇って、かなりグサッと来ました。

マツコ・デラックスは「希望的リフレイン」なんか大嫌いなんだろうなぁ。この曲はアップテンポな曲調で聞き流されているけれど、ヤバい歌詞だと思う。私は高校生の時に、この歌と全く同じ状況に陥ったことがあるので、グサッと来た。実は、この曲が歌っている恋の昂揚感の先には、未来が無いんだよね。
2015-04-16 20:58:44
「希望的リフレイン」を聴いた時、私はティム・バートンの映画「エド・ウッド」を思い出した。この映画は、史上最低の映画監督と呼ばれたエド・ウッドが、代表作を完成させた瞬間で終わる。まるでハッピーエンドのように。しかし、その作品は大失敗して、その後エド・ウッドの人生は破滅して行くのだ。
2015-04-16 21:15:44
「この角、曲がったら、君がいるとなぜかわかった。陽射しの向こうから、ふいに近づく予感がしたよ」「本当の恋だから不思議なことがある。偶然が続くのは、運命のヒントだろう」 ホントこの通りでしたね。余りにも痛すぎる。秋元康は怖い男だな、と思うよ。でもこの感想は、確かに一般的じゃないね。
2015-04-16 21:33:04
「希望的リフレイン」(AKB48) でも現実には、この先に希望はないんだよね。 この歌の背後には悲劇が隠れている。 そして、それでも前を向いて走れ、というメッセージも。 youtube.com/watch?v=eWnLRb…
2015-04-16 21:49:35
私は「希望的リフレイン」は、秋元康にとって、かなりの「勝負曲」だったのではないかと思う。この曲が期待ほど爆発しなかったことが、その後の「Green Flash」と「僕たちは戦わない」における「渡辺麻友軽視」とでも言うべき流れに繋がってしまったのではないか?と考えているのだが…。
2015-11-18 21:07:35
@uw_susu 宮脇咲良を大抜擢して渡辺麻友と並べたところに「大声ダイヤモンド」再び!という狙いを感じましたし、ANNで秋元康が「良い曲なので、ここぞという場面で出そうとキープしていた」と語っていました。さらに、MVで「元祖神7」を再結集させるなど、力が入ってましたよね。
2015-11-18 21:49:132015年6月、週刊文春に柏木由紀さんの報道があった直後に、ライムスター宇多丸のラジオ番組に秋元康氏が生出演しました。
秋元康氏は報道の件については殆ど語りませんでしたが、(本来のテーマである)作詞に関する話はなかなか興味深いものでした。

6月13日、宇多丸のラジオ番組に秋元康が生出演。余りにもグッドタイミングだけれど、文春報道の件には、ほとんど触れず仕舞い。秋元康は喋りたそうだったけれど、明らかにストップがかかっていましたね。この問題はナベプロとジャニーズが主導で、AKBは後についてゆくしか無いのかもしれないね。
2015-06-14 10:50:31
あれは生放送だったから、宇多丸が突っ込めば、秋元康は色々と話したと思う。秋元康には、明らかにそれを待ってる感じもあった。でも、宇多丸は、そこで暴走する人じゃないんだよね。 その点は、少し物足りなかった。リスナーだけでなく、多分、秋元康もね。 けれど、作詞の話しは面白かったですね。
2015-06-14 11:01:49