TaoChat@1248編集後記

昨日は、メルマガ配信の準備後、ワールドシリーズを見たので、編集後記は一日遅れになってしまった。今日は早朝散歩後、衆院選挙の投票に行き、ワールドシリーズ第2戦を見た。試合の方は山本投手の好投でヤンキース打線を抑え、ドジャースの3ホームランで勝利した。大谷選手の活躍は見られなかったが、盗塁したとき、肩を痛めたのは気になる。試合後ロバーツ監督が、左肩の亜脱臼とかいっていましたが、第3戦以降のゲームに出られるかはMRI検査結果を見ないと何ともいえないそうだ。大谷選手の盗塁は怪我をしないかといつも冷や冷やしていたが、とうとう起きてしまった感がある。ワールドシリーズのほうは、ドジャーズが2連勝したが、舞台がニューヨークに移ったとき、どうなるかはまったくわからない。1勝2敗で済ませればOKという気持ちでいたほうが楽である。この一週間のニュースは、ドジャーズがメッツをやぶり、ワールドシリーズに進出したのが大きい。大谷選手の夢が一歩一歩実現していくのが嬉しい。チーム全体を盛り上げるために、出来る限りのことをしている姿は感動的である。日本シリーズの方は、横浜ベイスターズ読売ジャイアンツをやぶってシリーズ進出を決めたのも印象的である。ホークスとの初戦は惜しくも負けてしまったが、今後の善戦を期待したい。

個人的な一週間は、「ファウスト第二部」を読み終え、洒井順子氏の「紫式部の欲望」を読んでいる。ファウストの魂は悪魔の手に落ちることなく、天使により天国に連れて行かれた。一応のハッピーエンドといえるのか? ファウスト自身の感想は聞けないが、生きているときに思う存分生きているので、死んだ後のことまで何も心配しないというのが本音であろう。「紫式部の欲望」は、高校同窓生のZoom会ネタのために読んでいる。大河ドラマ「光るの君へ」で触発されたいろいろな疑問に応える資料に選んでいる。

今回の言葉は、ゲーテより頂いた。「ファウスト」を読んだので、ゲーテを思いついたにすぎない。選んだ言葉は、若いときの忘れっぽさと年をとったときの忘れっぽさの違いに言及する。キーワードは興味らしい。この歳になるまで、読書が続いているのは、興味が尽きないためのようだ。忘れっぽいのは続いているが、ゲーテの言葉によれば、若者の忘れっぽさに近い。種々雑多なことに興味を持つので、いろいろなジャンルの本を買い求め、積読状態の中から、以前興味が保たれている本を選んで読んでいるというのが現実である。つまみ読みで終わっている本もある。今回の言葉の前に、別の言葉、「興味のなくなるところ、記憶もまたなくなる」がある。興味をもって買った本も、興味がなくなると、本を買った記憶も消える。これもまた真実。本でなくても、衣服でも同じことが言える。そんな経験をもっている人も多いと思う。本が紙の本だと、時間と共に紙が変質して、遠い昔に買ったことがわかり、それを本棚に偶然見つけ、面白いことに気付くと、興味をもってよかったと自負することもある。興味を持てば、記憶も蘇ってくる。聖書は読んでいないところの方が多いが、深い言葉の箇所は何度も読み返す。

言葉と共に、記憶も蘇ってくる。不思議なものである。

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