先日更新したきららMAX感想記事で書いた通り、やはりフォワードとキャラットの発売日が中1日しか無いのは記事を書く側としては本当にキツイ。次のきらら雑誌が出るまでには記事を書き終えて更新したいから本当中1日しかないのは勘弁して欲しいものである。
て事でいろいろ語っていきます。
⇩過去の感想記事⇩
今月号情報
2024年1月24日発売
価格:750円(税込)
◎巻頭カラー
おくりごま『ネコかぶりアンコール!』
◎表紙
一ノ瀬けい『花唄メモワール』※次号休載[*1]
うちのまいこ『スローループ』
マウンテンプクイチ『球詠』
おみなえし『魔法使いロゼの佐渡ライフ』
河瀬季(モノリス法律事務所)・さくたつ。『仮想世界のテミス』
Magica Quartet・富士フジノ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』
◎最終回
師走ほりお『高瀬さんはドル活に夢中です』
まめ猫『オタクにやさしいギャル仙人』
境政雄『あーきてくちゃ・ふぉとぐらふ』
Magica Quartet・あらたまい『巴マミの平凡な日常』
くずもちまつり・誰がし『薪窯のパンドラ』
はづき『異世界サウナへようこそ! ~ルナちゃんはととのいたい~』
橘まなり『サキュバスイッチ』
amane『あなたのことです!』
紫山四子『ポンコツ珍獣ハンターvsダイナソーwithエビフライ』
青田めい『オールドヨコハマラジオアワー』
◎休載
津留崎優『SA07』※暫くの間
桜木蓮『アネモネは熱を帯びる』
betock『色んな女の子とキスをしていたら、百合キスに目覚めてしまいました…。』
白野アキヒロ『しゅがー・みーつ・がーる!』
まめ猫『ももいろモンタージュ』
長期休載が続く『SA07』は別として、今月休載が4本というのは[*2]フォワードにしては多いような気がする。
連載作品感想
ネコかぶりアンコール! [#6]
《おくりごま》
自分が猫を被っておきながら相手の外面だけしか見てなかった事を相当気にしている音子であったが、なんだかこれまで知る事が無かった本性をみせた印にいいようにされたような気がしなくもない。とりあえずはそんな印の説得もあって丸く収まりはしたが、それにしても印の本性は全然油断ならないなと感じるところである。なんか牧奈といい印といい振り回される事が多くなっている気がする音子だが、こんな調子で外面を守り通せるのだろうか。
第1巻は3/12発売!
花唄メモワール [#14]
《一ノ瀬けい》
「梅はちょっと変わってる子だと花瀧屋の面々に思われてる」と先月号の記事で書いたが、恐らく気にはなりながらもそれをハッキリと問わないのは訳アリの人が多いようである花瀧屋の環境故というのもあるし、何より自分自身が普通から外れる事になった経験もあるのかなと思う。以前掲載した特別編での出来事もあるから椿にとっても普通とは何かと思うところはあるだろうし、そういう点では梅が抱いた普通という疑念に答えられるのは椿だけだったのかなと思う[*3]。
一方で竹子が見抜いた疑念と好奇心を止めるくらいに人を惹き付ける何かを持っていそうな梅であるが、特に藤野に対してはその力は大きく作用しているようである。当の本人は大して自覚はしてないだろうが、いまはどう転ぶか分からない未知の力が本当に梅が望む方向へと進むか否か。何だかんだで梅の事を傍で見る竹子の好奇心は止まらなさそうである。
第3巻は2/09発売!
スローループ [#66]
《うちのまいこ》
新たな釣り計画が進む一方で吉永家の弟3人は暫く見ないうちに成長していて、精神面や関係面での変化が描かれる事が多かった中でこういう肉体面での変化はまた違う意味で時間経過を感じるところである。ちょっと隼人は「もどして…」と読んでいて思ったが、こんな調子で遅かれ早かれ来るであろう二葉と藍の変化のときはどうなる事になるのか…。
それにしても家の中では一誠さんの肩身が狭過ぎて本当同情したい。恋にその事を指摘されてもひよりと小春は全然そんな事無いって感じだったし[*4]、もう少し父親の事を大事にしてやれと思うところである。
魔法使いロゼの佐渡ライフ [#16]
《おみなえし》
佐渡の一大イベントであるアース・セレブレーションがはじまりその様子を覗きに来た一行だったが、急遽ヘルプで紗菜が佐渡おけさの公演に出る事に。そんな急な話で不安が尽きない紗菜にロゼが渡した麻衣から借りた髪留めは本当に単なるお守りだったようだが、とはいえ紗菜にプラシーボ効果を起こすには十分な代物であったと思う。
いま現在紗菜が金欠苦に喘いでいるのは姉が借金を押し付けやがったからだが、姉が姉なら親も親なのかどうか、どうも土屋家は何かを抱えていそうである[*5]。今回のイベント期間は3日あるから賑やかな事も喧しい事も、そして同時に核心や内面へと迫る事も起きそうだと思っているが、果たしてどんな3日間となる事だろうか。
仮想世界のテミス [#6]
《河瀬季(モノリス法律事務所)・さくたつ。》
法廷闘争へと縺れ込んだ偽える事件。著作権侵害の主張が認められ動画全削除と損害賠償の判決が下り決着となったが、事を起こした男は全く悔い改める気は無さそうだし、正義は賠償の500万が一括で振り込まれた事に何か引っ掛かりを感じ、自分としても今回の一件はこの先起こる発端に過ぎないのではと思うし、何だかんだで尾を引く事になる気がする。
初のえるへの想い入れの強さは今更言うまでもないが、それが強過ぎて冷静且つ客観的に事象を捉えられないのは弁護士を目指すうえで痛いところなのは確かであろう。そうでなくても物事を冷静且つ客観的に捉える難しさは自分も日々感じているし、そんな初の精神的な成長にも今後注目だろうか。
【最終回】高瀬さんはドル活に夢中です [#15]
《師走ほりお》
師走先生曰く元から2巻完結での連載だったとの事だが[*6]、そんな短期連載の中で高瀬と江田の恋模様を纏めてはきたけれども、欲を言うならばもう少しじっくりと関係の変化やドール活動を見てみたかったかなと思うところである。
そんなこんなで多少の変化がありながらふたりの関係もより深まっているのかなと思うし、ドール活動に夢中な事には変わりないけれども他にも夢中になれるものができたのかなと、そう感じさせる最終回であった。
薪窯のパンドラ [#11]
《くずもちまつり・誰がし》
編集部や原作のくずもち先生が言及するくらいに[*7][*8]発酵段階な作画でちょっと誰がし先生の身が気になるところであるが、何か事情があるならしっかりと発酵して焼き上げられるまでしっかりと休みも取って欲しいなと思うところである。
そんな今回は前回の一件を尚も引き摺り相手を嗾けないと対話すらままならないと、恵理と日菜乃が尚もクソ面倒を拗らせていて本当コイツラはと思うところである。ひとまずこの際だからしっかり腹を割ってしっかりと言いたい事は全部言え!…と言う感じの次回お泊り会となりそうだが、本当パンドラの今後の為にもある程度は折り合いをつけて欲しいものである。
あと最初からころねがハブられてたのはまぁ当然であろう、またデリカシーが無い発言をして恵理と日菜乃に窯にぶち込まれる事になりかねないし…。
異世界サウナへようこそ! ~ルナちゃんはととのいたい~ [#12]
《はづき》
スラーもピルダもすっかり行き詰まる中、以前の自分と重ねた流奈は思い切ってふたりを1日休ませる事に。先へと進み続ける決断以上に途中で立ち止まる決断というのは、特にこういう行き詰まる状況では難しいものであろうが、いろんなものへ視野や知見を広げるという意味ではそういうのも重要なんだろうなと感じる。ひとまず吹っ切れて何か掴んだみたいで良かったなと思うところである。
第2巻は3/12発売!
サキュバスイッチ [特別編2]
《橘まなり》
先月号同様に全くとち狂っていない特別編。あんず父が赴任先から帰国してきて犬飼家が揃った今回であったが、未だ付き合ってないのに[*9]親に紹介を済ませたりそれ以前に既にヤって身籠ってたりと、あんずとメル子の進展はこう見ると本当早いなって感じる。でもこうやって繋がりや守るものが増えていって、世界の危機へと発展した本編では本当いいろことをふたりには期待したいところである。
第2巻は2/09発売!
オールドヨコハマラジオアワー [#5]
《青田めい》
前回番組存続に向け一歩前進したと思った傍からなぎさとハラスを襲う新たな危機。オルヨコのパーソナリティーとしてのルールーが好きだから幾度タイムリープをしてでも番組を存続させたいなぎさに対し、今回の主犯であるミサキはアイドル時代のルールーが好きだから金力を駆使してルールーを変わらせたオルヨコを終わらせようとする厄介オタクである。まぁ厄介さや身勝手さという点ではなぎさもミサキも同じようなもんだけども、とはいえ同じ人を推しているのにこうも推しへの好きや推し方が違うというのも、会話はできてるのに対話が成立しないみたいな感じでなんかもどかしいなと思う。
なんだかこんな厄介オタクふたりに番組存続やルールーの仕事を握られてるのはなんか当人からしたらたまったもんじゃないかもしれないが、果たして勝るのはどっちの推し力か。ルールーの手綱を握ればどうにかなると思ってたら新たな勢力も登場してきて、番組存続への戦いはなかなかに険しい事になっていきそうである。
ゲスト作品感想
あーきてくちゃ・ふぉとぐらふ
《境政雄》
過去の見境ない行動から回りから距離を置き何を撮りたいのか迷走中のもなかと、日々の愛想笑いからは想像つかないくらいに名建築に見境のない咲築。そんな対極にいるふたりが写真と建築で交じり合い本心を晒し合う話だったが、自分が真に入れ込んでいるものも、それによって繋がり合った事も、それは確かに本心から溢れ出てきた本当の想いなのかなって感じる。
それにしてもちょっとニッチでマニアなところを攻めてきてるなと思う。
あなたのことです!
《amane》
使用人の雛住へ向けるLoveの想いを切り出せない星羅と、星羅に向けられている想いがLoveな訳が無いと納得しようとする雛住。そんな両片思いなふたりが抱える想いの増幅と迷走は本当にどこまでも面倒臭いものであるが、ずっと抱えてきた想いを直接伝えるというのは言う側も言われる側も切り出すのも受け入れるのも過酷で大変なものなのかもしれない。それでも面倒に面倒を重ねて増やしてようやく切り出せたこの想い、どうか末永く成就して欲しいものである。
ポンコツ珍獣ハンターvsダイナソーwithエビフライ
《紫山四子》
以前『散歩名人』という癖の強い作品を掲載した紫山先生だったが[*10]、凡そ1年ぶりとなる今作もなかなかに癖が強くてカオスな内容であった。なんか情報量の多さに世界観とか常識とか、いろいろツッコミが追いつかない展開であったが、結局一体エビフライは何をしたかったんだろうか。なんか知らんがキャストオフしてそのまま敗走したけれども、お前は一体恐竜の何だったのか、最後は放置プレイにするとかなんかちょっと酷くはないだろうか。改めてだがいちいちツッコむのが野暮になるくらい癖が強くカオスな一作であった。
次号予告
次号のきららフォワードは、単行本第1巻が3月12日に発売! 『しゅがー・みーつ・がーる!』(白野アキヒロ)が表紙を飾ります! さらに! 巻頭カラーには単行本第1巻が4月に発売決定! 『仮想世界のテミス』(河瀬季(モノリス法律事務)×さくたつ。)が初登場! その他、新連載! 『ウクレア!』(MIDORI)や大好評連載『魔法使いロゼの佐渡ライフ』(おみなえし)をはじめ、話題作品が目白押し!! フォワード4月号は2/24発売予定!
引用:まんがタイムきららWeb
次号は『しゅがー・みーつ・がーる!』が表紙で初登場、巻頭カラーは『仮想世界のテミス』と共に第1巻の発売を控える新規勢2作が誌面を飾る事となる。
新刊情報
発売中
終わりに
結局きららキャラット発売日の翌日にこの記事の更新が押してしまったが、改めてだけど本当発売日が中1日しかないのは正直勘弁して欲しい。一応来月号はMAXもフォワードもキャラットも定例日通りの発売なのでもう少し余裕を持って更新したいところである。
て事で今回はここまで、次も期待しないでください。
※脚注