パスワードとプライバシー

あなたのパスワードは安全に保存および共有され、パスワードの安全性が低い場合、再利用されている場合、または漏洩したデータに含まれているおそれがある場合には通知を受けられます。


“パスワード”には、パスワード、パスキー、1回限りのパスワード、および関連付けられたユーザ名やメールアドレスなどの保存済みのアカウントの情報を安全に保存することができます。アプリやWebサイトでアカウント情報を入力するように求められたときに、“パスワード”により自動的に個人情報が入力される場合があります。“パスワード”に保存された情報はデバイス上で暗号化されており、Appleが見ることはできません。

パスワードを強化するための行動を“パスワード”から提案される場合があります。例えば、保存したパスワードの安全性が低い、複数のアカウントで再利用されている、ありふれたパスワードである、といったメッセージが表示されることがあります。これらの提案はデバイス上の処理にのみ基づいています。

また、パスワードアプリの“漏洩の危険があるパスワードを検出”機能では、いずれかのパスワードがデータ漏洩により流出したおそれがある場合に通知が送信されることがあります(アカウントやパスワードはAppleに公開されません)。この機能は強力な暗号技術を使用しており、パスワードから導出した情報を流出したパスワードのリストと定期的に照合します。照合は安全性とプライバシーを確保した方法で行われます。Appleはあなたのデバイスに、漏洩したデータに含まれているありふれたパスワードのリストを送ります。このリストにないパスワードについては、“パスワード”でパスワードから計算した情報がAppleに送信され、漏洩したデータにパスワードが含まれていないかがチェックされます。あなたのパスワードが漏洩したデータに含まれていたおそれがある場合は警告が表示されます。パスワード自体は決してAppleと共有されず、あなたのパスワードから計算された情報をAppleが保存することはありません。この機能は、“設定”>“アプリ”>“パスワード”>“漏洩の危険があるパスワードを検出”からいつでも無効にできます。

“iCloudパスワードとキーチェーン”をオンにしている場合は、パスワード、パスキー、1回限りのパスワード、および関連付けられた情報を、ほかの人(グループを含む)と共有できます。“パスワード”アプリでグループと情報を共有すると、そのグループのメンバーはだれでもそれらの入力情報を変更または削除することができます。だれかがグループに参加すると、その人はそのグループに共有されているすべての入力情報にアクセスできるようになります。だれかがグループから退出すると、その人は自分がグループと共有した入力情報を保持しますが、そのグループ内のほかの人が共有した入力情報にはアクセスできなくなります。入力情報の共有はエンドツーエンドで暗号化されるため、あなたが共有した入力情報をAppleが見ることはできません。

パスワードアプリで削除された情報は最大30日間復元できます(30日以内に削除された場合を除きます)。

“パスワード”で、入力情報の横にアイコンが表示される場合があります。入力情報がWebサイトに関連付けられている場合、異なる事業者によって運用される2つの個別のリレーを使用してアイコンをダウンロードすることでアイコンがサイトから取得される場合があります。1つ目の事業者は、あなたのIPアドレスを認識しますが、“パスワード”にダウンロードされるアイコンは認識しません。2つ目の事業者は、あなたがダウンロードしているアイコンを認識しますが、IPアドレスは認識せず、代わりに、一般化された識別情報を接続先に提供します。これにより、1つの事業者にあなたとあなたがダウンロードするアイコンの両方を特定する情報が保持されることはありません。

Appleが収集する情報は、いかなる場合においても、Appleのプライバシーポリシー(www.apple.com/jp/privacy を参照)に従って取り扱われます。

公開日:2024 年 11 月6 日