Wi-Fi通話とプライバシー

Wi-Fi通話はあなたの個人情報を保護するように設計され、どの情報を共有するかを選択できるようになっています。


特定の通信事業者をご利用の場合は、お使いのiOS、watchOS、およびMacデバイスでWi-Fi経由(iPadのWi-Fi + CellularモデルではWi-Fi信号が弱い場合、あるいは使用できない場合にモバイルテータ通信経由)で通話を発信/着信できます。

Wi-Fi通話を有効にしてWi-Fi通話対応のデバイスからWi-Fiネットワークに接続すると、請求およびサービス利用目的のため、ネットワーク接続が確立された国(IPアドレスまたは該当する場合モバイルデータ通信ネットワークに基づいて特定)に関する情報が通信事業者に送信されます。この情報を通信事業者と共有したくない場合は、お使いのiPhoneおよびペアリング済みApple WatchでWi-Fi通話をオフにすることもできます。これには、“設定”>“アプリ”>“電話”を開き、“Wi-Fi通話”(iPhoneの場合)をタップしてオフにし、“ほかのデバイスでの通話”(ペアリング済みApple Watchなどのほかのデバイスの場合)もオフにします。iPadまたはiPod touchでWi-Fi通話をオフにするには、“設定”>“FaceTime”に移動して、“iPhoneから通話”をオフにします。MacでWi-Fi通話をオフにするには、“FaceTime”>“設定”に移動して、“iPhoneから通話”をオフにします。

Wi-Fiまたはモバイルデータ通信経由のショートコード通話(公共サービスにアクセスするための短縮番号への発信)を可能にするためには、通信事業者が通話を適切にルーティングできるよう、Appleが通信事業者に発信元の都市情報を送信する必要があります。ショートコード通話をかけるときに発信元の都市情報を通信事業者と共有したくない場合は、iOSデバイスおよびwatchOSデバイスでWi-Fi通話の位置情報サービスをオフにすることができます。これには、“設定”>“プライバシーとセキュリティ”>“位置情報サービス”>“システムサービス”を開いて、“Wi-Fi通話”をタップしてオフにします。MacのWi-Fi通話の位置情報サービスは、“システム設定”>“プライバシーとセキュリティ”に移動して“位置情報サービス”を選択し、“システムサービス”の横にある“詳細”をクリックしてから“Wi-Fi通話”の選択を解除することでオフにできます。Wi-Fi通話の位置情報サービスをオフにすると、Wi-Fi通話用のショートコード番号に電話をかけるときにお使いのデバイスが、現在あなたがいる都市を特定したり通信事業者に送信したりすることができなくなり、それによって通信事業者で通話の適切なルーティングや接続ができなくなることがあります。

iPhoneからの緊急電話は、利用可能な場合はモバイルデータ通信サービス経由でルーティングされます。モバイルデータ通信サービスが利用可能ではなく、Wi-Fi通話を有効にしている場合、緊急電話はWi-Fi経由で発信され、位置情報サービスを有効にしているかどうかに関わらず、救助に役立つように緊急電話でデバイスの位置情報が使用される場合があります。ただし、通信事業者は、緊急サービスを派遣する目的で、通信事業者に提供された請求先住所などの住所を使用することを選択することもあります。通信事業者用の住所情報は、iOSデバイスの“設定”およびMacの“FaceTime”設定で変更できます。この情報は常に最新の状態にしておいてください。そうしないと、緊急サービスがあなたの現在地まで正しくたどり着けない場合があります。位置情報の信頼性の理由により、緊急電話は従来のモバイルデータ通信または固定回線サービスを使用して発信することをおすすめします。Wi-Fi通話機能は、このような発信のための最後の手段としてのみ使用してください。

Wi-Fi通話について詳しくは、ご利用の通信事業者の契約条件、プライバシーポリシー、および手続きを参照してください。Appleが収集する情報は、いかなる場合においても、Appleのプライバシーポリシー(www.apple.com/jp/privacy を参照)に従って取り扱われます。

公開日:2024 年 11 月6 日