激辛ポテトチップスを食べた高校生14人が体調不良を訴え、搬送される事態が起きた。商品に含まれていた「世界一辛い」トウガラシの一つとされる「ブート・ジョロキア」は、インドでは「武器」に使われたという報道もある。米国の専門家は「こうした激辛食品は、18歳以下の若年層には特に危険」と注意を呼びかける。

 警視庁などによると、16日午後1時ごろ、東京都立六郷工科高校(大田区)で「辛いお菓子を食べた生徒が体調不良になった」などと通報があった。1年生の男子生徒が持ち込んだ激辛ポテトチップスを生徒30人以上が食べ、口や胃の痛みなどを訴えた男女14人が搬送された。

■別名は「ゴースト・ペッパー」

 生徒3人を受け入れた同区の病院に勤める医師の谷川智行さん(53)が17日、朝日新聞の取材に応じた。