夏めく季節に、U.P renomaの装い
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ナチュラル&ベーシックをコンセプトに1963年に設立されたファッションブランド「renoma」。自由かつ柔軟な発想と気品漂うコレクションが今も多くの人々に愛されています。そのブランドスピリッツを継承しつつ新たな機能性とカジュアルなデザイン性を追い求めたのが「U.P renoma」です。ルームウェアから休日のお出かけ着まで、春夏のイチ押しコーデを人気俳優・西村まさ彦さんに着用いただき、その印象や着心地を聞きました。
爽やかな季節のお出かけにリゾート系カジュアルを
「近ごろ年齢に合った服が欲しくて、何か良いものがないかと探していたところなんです」
そう言って撮影の合間もU.P renomaの最新アイテムに興味津々の西村さん。いざシャッターの音が鳴れば映画やテレビで見せる役者の顔つきへと変貌(へんぼう)するのだからさすがである。
俳優・西村まさ彦といえば、どこかニヒルでシャイな役柄が似合う。2022年末に公開された映画『[窓]MADO』では主演を務め、シリアスな父親役に挑戦。新境地となった本作は、ロンドンやパリの国際映画祭で最優秀外国語映画賞や最優秀主演男優賞を受賞するなど、国内外で高い評価を獲得した。また、2012年より芝居の稽古を通じて表現することを学ぶ「表現研究所」を設立し全国各地でワークショップを行い、3年前には自ら劇団を立ち上げ、舞台の企画運営にも携わっている。ここ数年は俳優だけでなく作り手としても活躍の幅を広げる西村さん。さっそく人気のアイテムに袖を通してもらった。
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「とにかく肌触りと着心地のよさに驚きました。私のように60代くらいの年齢になってくると、だらしなく見えないように、すこしタイトなサイズを着がちです。でも、こちらのシャツみたいにジャストだけど、ほどよくゆったりしたシルエットはいいですね」
生地に触れながら涼感素材の心地よさに感動する西村さん。U.P renomaの定番と言ってもいい通気性や速乾性に優れた鹿の子編みのポロシャツや、さらりとした肌触りのメッシュ織りのシャツは、春先から初夏のすこし汗ばむ季節には欠かせない一着だ。
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俗に「おしゃれは足もとから」と言うようにどんな靴を履いているかでその人のセンスが垣間見えるもの。「靴のカラーリングが素敵ですよね」と言う西村さんの足元を演出するのはトリコロールのデッキシューズ。
「こういうしゃれた靴に合わせるカジュアルな服って僕くらいの世代だとハイブランドばかり。選ぶのが難しいんですよ。だからU.P renomaのようにカジュアルなのに上品な大人の服は貴重です。カジュアルってワードは何も若者だけのものじゃないですから(笑)」
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春先から初夏にかけて、ラフな着こなしにぴったりなデッキシューズとローカットスニーカー。デッキシューズは、本来ヨットやボートなど船の甲板(デッキ)作業で使うことを目的につくられたという。それゆえ夏の海との相性は抜群。またベーシックなデザインと履き心地のよいローカットスニーカーもイチ押しだ。いずれも休日のドライブやちょっとした外出時など、デイリーユースで重宝しそう。
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U.P renomaの上質感はアクセサリーにおいても健在。西村さんがさりげなく着用しているクラシカルなレザーベルトはスーツにもカジュアルにも対応可能だ。また、ショルダーバッグはヴィンテージ風のマットで柔らかな質感が大人カジュアルを演出。ストラップ部分は脱着可能でクラッチバッグとしても利用でき、ビジネスでもプライベートでもTPOに合わせて楽しめる。
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心地よい眠りへと誘うパジャマ
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「自宅ではスウェットの上下でいることがほとんど。そう言えばこのところパジャマを着てないなぁ(苦笑)」
休日のプライベートの様子をすこし照れながら話してくれた西村さん。U.P renomaのパジャマを試着してみて、これまでの考えが一変したそうだ。
「このパジャマは着ているというよりも優しく包まれている感覚です。スウェットを着ているときのような締め付けもないし、これならストレスフリーで快眠できますね」
綿100%の凹凸感のある生地を使用することで、寝汗を吸収し肌触りのよいさらりとした風合いへと仕上げた新作パジャマ。気温や湿度が高くなる季節に自宅でよりリラックスした時間を過ごすためにも、U.P renomaのパジャマはマストアイテムになりそうだ。
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格子柄とストライプのデザインは春夏の定番。いずれも開襟タイプで、左胸部にポケットが付いている。今回、格子柄のパジャマを着用した西村さんは「メンズのパジャマってなぜかチェックやストライプの柄が多いでしょ? U.P renomaさんならもう少し遊び心のあるデザインを今後は期待しちゃいます(笑)」といきなり鋭い指摘。業界は違えど、ひとりのユーザーとして、また作り手として提案する西村さん。その発言の直後、「あ、でもこれはおじさんの独り言、スルーしてください!」とすぐにおどけるところも彼の人柄だ。
装いとともに楽しむ小物
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「ずっと長財布を使っているのですが、かさ張ってしまうので、ほどよいサイズのものがないか探してます」
そう言ってU.P renomaの財布を手にとり、サイズ感や収納力など、機能性とデザイン性を細かくチェックする西村さん。
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ダブルステッチの縁取りと“U.P renoma”の型押しがデザインのアクセントとなっている二つ折り財布。2層の札入れスペースに、スナップボタン付き小銭入れ、ベロ付きカードフォルダーなど、小ぶりながら収納力は抜群。西村さんも「とても実用的ですし、手に持ったサイズ感がちょうどいいんですよね」と、すっかりお気に入りの様子だった。
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ここ数年、西村さんはドラマの撮影や劇団の公演などで地方を訪れることが頻繁にあるという。多忙なスケジュールの合間を縫って、行く先々で地元の温泉につかるのが楽しみなのだとか。
U.P renomaの新作ボストンバッグはそうした短期滞在のお出かけにちょうどいい。防水性に優れ、軽くて柔らかな合成皮革を使用し、収納も外側のサイドファスナーにポケット、内側にはオープンポケットが付く。ハンドルグリップとファスナーの引き手をレザー仕様にするなど、さり気なく上質感も演出。また、ボストンバッグと同じデザインを施したA5サイズのクラッチバッグにも注目したい。旅先はもちろん休日の外出にもかさ張らず、ボストンバッグと一緒にバッグインバッグで使うのもおしゃれだ。いずれのバッグも日本が誇るかばんの産地・兵庫県豊岡で作られた逸品。これから西村さんが地方へ出かける際は、U.P renomaのボストンバッグとクラッチバッグが新たな旅のお供として加わりそうだ。
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※価格はすべて税込み、メーカー希望小売価格です。
Photograph:Yoshihiro Kawaguchi(STOIQUE)
Styling:Masahiro Tochigi(QUILT)
Hair & Make-up:Maki Tokuji
Text:Satoshi Miyashita
Direction:AERA STYLE MAGAZINE
ITOCHU Corporation
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