財源確保先送り、岸田政権でパターン化? 規模ありきは少子化対策も
西村圭史 神山純一
「異次元の少子化対策」の具体策を盛り込んだこども未来戦略方針は、児童手当の拡充や給付型奨学金の対象拡大などの政策がずらりと並ぶ一方で、財源については具体的な議論を先送りした。受益と負担のバランスを欠いたまま、岸田文雄首相肝いりの少子化対策はスタートする。
「高等教育のさらなる支援拡充と貧困、虐待防止、障害児・医療的ケア児に関する支援策を、私の指示で前倒しして実施することにした」。岸田文雄首相は13日の記者会見冒頭、そうアピールした。
指示は急転直下だった。
「3兆円に5千億円上乗せし…
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- 【視点】
首相は今夜「先送りされてきた困難な課題に答えを出していくことが使命だと覚悟して政権運営をしてきた」と説明したそうですが、今朝の各紙は防衛増税について「先送り示唆へ」(読売)、「後ろ倒し示唆」(朝日)とありました。さらに来年の総裁選までに衆院
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