第2回恥ずかしがり屋の青年だった萩本欽一 浅草で修業、3カ月でクビ宣告

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聞き手・黒田健朗
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 《高校卒業後、以前弟子入りを相談したコメディアンの「デン助」こと大宮敏充さんのいる浅草の劇場へ向かった》

 中学時代に知り合っていた演出家の緑川士朗先生に連れて行かれたんだけど、当時デン助さんは売れっ子で、お客さんがひっきりなしに来ていた。先生は「デン助さんに『おまえ、誰だっけ?』って言われたら、すぐ帰ろうな。もしダメだったら俺の劇場に入れてやるから」って。自分の芸人人生の最初が、残念な感じで始まるのも嫌だったから「先生のところに行きます」と言ったんだ。

 近くにあるストリップの浅草フランス座のほか、東洋劇場を経営する東洋興業に連れて行かれた。先生は「支配人はいるかい? ちょっと俺は出るから」と僕のことを紹介すると、すぐに出て行った。気持ちがいいよね。それで採用が決まったんだ。

コメディアンの萩本欽一さんが半生を振り返る連載「欽ちゃんの 笑いって最高だよ」。全5回の2回目です。

 のちに自分が売れてから、デ…

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この記事を書いた人
黒田健朗
経済部|総務省担当
専門・関心分野
漫画、アニメ、放送