ほくほく甘~い焼き芋に列 「品川やきいもテラス」

上田雅文
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 品川駅近くの品川シーズンテラスイベント広場(東京都港区)で、焼き方や芋自体にこだわった焼き芋を楽しむ催し「品川やきいもテラス」が開かれている。全国各地の10店舗がキッチンカーなどから甘い香りを漂わせ、店前には長い列ができた。主催は同テラスで、3日まで。

 会場では2日、首都圏のほか山形県宮崎県などから焼き芋にこだわる店が並んだ。埼玉県三芳町の「OIMOcafe」では、「むさしこがね」や「ふくむらさき」といった8種類のサツマイモをつぼでじっくり焼く。目をひくのは昨年ごろから本格的に収穫が始まったとされる「栗かぐや」だ。食べるとほくほくした甘さが口に広がった。

 農家でもあるオーナーの武田浩太郎さん(43)は、芋には発酵させた落ち葉や米ぬかなどを混ぜた土づくりから気を配る。「焼き芋は調味料がなく焼くだけ。それだけに焼き手のこだわりで甘みをどこまで引き出せるかだ」という。

 東京都品川区の「超蜜やきいもpukupuku」の一押しは蜜があふれるような「超蜜やきいも」。代表の須藤武士さん(42)は手づくりの焼き窯と芋の焼き方にこだわる。熟成させた「紅はるか」に濃厚な甘みを含ませる。

 2017年の初開催を仕掛けたのは天谷窓大さん(40)。毎日焼き芋を食べるという。「焼き方、芋の品種、育て方。こだわる店からお気に入りの味を見つけて」という。サツマイモのパフェやポテトパイを販売する2店も出店する。

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