宮崎から全国に広がった短歌大会 介護する人、受ける人の作品募集中
介護が必要な高齢者とその家族らによる「心豊かに歌う全国ふれあい短歌大会」(宮崎県社会福祉協議会主催)の作品募集が始まった。
この短歌大会は、宮崎県内の介護老人保健施設での短歌講座をきっかけに1997年に県大会として始まり、99年から九州大会、2002年から全国大会へと発展。選者を務めるのは現代歌人協会員の伊藤一彦さん。昨年度は国内外から1884人、3064首の応募があった。
応募できるのは、介護や支援を受けている60歳以上の人と、高齢者の介護をしている家族、施設職員、ボランティア、医療・介護を学ぶ学生ら。要介護・要支援高齢者の部のテーマは自由。介護者の部は、介護に関わるものに限る。
昨年度の介護者の部で、最優秀賞に選ばれた作品はこの一首だった。
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県社会福祉協議会のホームページや市町村の高齢者福祉担当課の窓口などから応募用紙を入手し、未発表作品を1人2首まで記して、県社会福祉協議会長寿社会推進センター「全国短歌大会募集」係(〒880・8515 宮崎市原町2の22、ファクス0985・31・9665)へ。
締め切りは7月31日(消印有効)。最優秀賞、優秀賞、佳作を選び、12月に宮崎市民プラザで表彰式。応募者全員の作品を掲載した歌集が刊行される。問い合わせは同センター(0985・31・9630)へ。
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