川村さくら
来年4月の大阪・関西万博の開幕に向け、大阪海上保安監部や大阪水上署などでつくる「大阪港港湾危機管理コアメンバー」が9日、大阪市此花区夢洲にある大阪灯台から建設中の会場を視察した。視察後は会合も開かれ、万博における水際対策などを確認した。
「コアメンバー」は2004年から定期的に会合を開いており、大阪市消防局や大阪港湾局、大阪税関など大阪港の危機管理に関係する8機関が参加している。
この日は約30人が出席。視察では地震や津波が発生した際の対応を確認した。非公開の会合では、今年度中に合同で行う訓練や点検の予定や、万博期間中の警備計画などが共有されたという。
大阪港港湾危機管理官を務める宮本勝通・大阪海上保安監部長は「万博に向けて人と物の往来はさらに増えると思う。高い緊張感を持って水際対策に取り組んでいきたい」と話した。(川村さくら)