京都・祇園祭は17日、前祭（さきまつり）の山鉾（やまほこ）巡行を迎える。豪華な懸装品（けそうひん）で彩られた23基の山鉾が四条烏丸から新町御池まで巡行する。先頭の長刀（なぎなた）鉾が午前9時に出発し、鉾の上から稚児が太刀でしめ縄を切る「しめ縄切り」が四条麩屋町である。

　あらかじめ順番が決まっている長刀鉾に続く「山一番」は、22年ぶりに油天神山が務める。四条堺町では、順番通りに山鉾が進んでいるか確認する「くじ改め」がある。

　四条河原町や河原町御池の交差点では、車輪の下に青竹を敷いて山鉾の向きを変える「辻回し」がある。長刀鉾が新町御池に到着するのは午前11時20分ごろの見込みだ。

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　【前祭】①☆長刀（なぎなた）鉾②油天神山③伯牙（はくが）山④白楽天山⑤☆函谷（かんこ）鉾⑥山伏山⑦綾傘（あやかさ）鉾⑧保昌（ほうしょう）山⑨鶏（にわとり）鉾⑩霰（あられ）天神山⑪芦刈（あしかり）山⑫孟宗（もうそう）山⑬月鉾⑭太子山⑮四条傘鉾⑯蟷螂（とうろう）山⑰菊水鉾⑱木賊（とくさ）山⑲郭巨（かっきょ）山⑳占出（うらで）山（２１）☆放下（ほうか）鉾（２２）☆岩戸山（２３）☆船鉾

　【後祭】①☆橋弁慶山②☆北観音山③黒主山④鯉山⑤鈴鹿山⑥☆南観音山⑦浄妙（じょうみょう）山⑧八幡（はちまん）山⑨役行者（えんのぎょうじゃ）山⑩☆鷹山⑪☆大船鉾

　☆は慣例で順番が決まっている「くじ取らず」。