日本酒飲んで東京湾の「盤洲干潟」守ろう 老舗酒蔵がクラファン募る

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堤恭太
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 うまい日本酒を飲みながら、貴重な干潟を守るという、左党の心をくすぐる企画がある。

 銘酒「福祝(ふくいわい)」で知られる千葉県君津市久留里市場の藤平酒造が、東京湾に残る日本最大級の干潟「盤洲(ばんず)干潟」(同県木更津市)からネーミングした新酒を造った。その新しい酒・盤洲干潟を使い、クラウドファンディング(CF)で資金を集め、干潟の保全に役立てる試みを始めている。

 藤平酒造は1716(享保元)年に創業した老舗。藤平家の三兄弟が中心になって造る銘酒は年間生産300石(5万4千リットル余)という、小さな造り酒屋だ。

名を冠した酒造り一度お断り、一転の理由は

 先代が考案した福祝は、山田…

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