鍵穴のような形の古墳を名付けた男 足跡追って直木賞作家は北関東へ

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 歴史の知識が豊富で、多くの作品の題材にしてきた直木賞作家の門井慶喜さん。今回は北関東の宇都宮を訪ねました。

 奈良との縁は? 実は奈良のあちこちに存在する、鍵穴のような形をした「アレ」。命名したのは、宇都宮出身の国学者だったのです。

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 宇都宮、と言っても関西の人にはわかりにくいだろう。名物はギョーザ。なんか東京の上のほう。たしか群馬県だったっけ、うんぬん。

 実際は、群馬県ではない。栃木県の県庁所在地である。最近はライトラインなる路面電車の開通でも話題になったが、この宇都宮が、じつは関西の天皇陵に関係があるのだ。

荒廃した天皇陵を調査 その過程で

 もとをたどれば蒲生君平(が…

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