アルツハイマー薬「ドナネマブ」薬価は年換算308万円 保険適用へ

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吉備彩日
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 アルツハイマー病の治療薬「ドナネマブ(販売名・ケサンラ)」について、厚生労働省は13日、中央社会保険医療協議会中医協)を開いて公的医療保険の適用対象とすることを決めた。価格は年換算で約308万円。20日から保険適用される。

 ドナネマブは日本イーライリリーが承認申請したアルツハイマー病治療薬で、脳内にたまった原因物質「アミロイドβ(Aβ)」の塊を除去することで、症状の進行を緩やかにすることを狙う。投与対象は、軽度認知障害軽度認知症で、使用前の検査で脳内にAβがたまっていると確認された人だ。

 厚労省が同日定めたガイドラインでは、投与期間は原則1年半。最初の3カ月は半分の量で投与を始める。半年ごとに効果を確認し、1年でAβの塊がなくなれば使用を終了。なくなっていなければ、投与を継続する。

 臨床試験(治験)では脳の浮…

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この記事を書いた人
吉備彩日
くらし報道部|社会保障担当
専門・関心分野
社会保障、医療、共生社会