盗撮、万引き…犯罪の背景に「依存症」の可能性 病による薄い罪悪感

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聞き手・浅野真
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 盗撮や万引きは犯罪だ。一方で、医療的には「行為依存」という見立てをされることも少なくない。10月、埼玉県川口市のJR西川口駅前に開院した西川口榎本クリニックで副院長を務める斉藤章佳さん(45)は長く、依存症の臨床にかかわってきた。犯罪に至ってしまう「依存問題」をどう理解すればいいか、聞いた。

 ――依存症が病気ということはわかりますが、「行為依存」とは

 依存は三つに分類されています。アルコール・薬物などの物質依存、人間関係の問題である関係依存(共依存)、ギャンブルや盗撮、万引きなど特定のプロセスに耽溺(たんでき)していく行為依存です。

 ――盗撮とか万引きは犯罪ですよね

■次への「渇望」  希薄な罪…

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