牧原前法相、埼玉5区「後進に譲りたい」 次期衆院選で不出馬の意向
黒田壮吉
10月の衆院選で落選した自民党の牧原秀樹前法相は自身のフェイスブックで「後進に道を譲りたいと思う」と投稿し、次期衆院選に埼玉5区から立候補しない意向を示した。自民埼玉県連が実施する5区支部長の公募に応募しない意向という。
牧原氏は28日に記した投稿のなかで、「7回連続小選挙区で負け続け、埼玉5区の皆様の民意は非常に重いし、今回はさらに決定的な民意が示されたと受け止めています」と振り返り、「いつまでも政治にしがみついたり、家業のように子どもに引き継ぐのでなく、どんどんと新しいやる気に満ちた血が入るロールモデルも必要ではないかと思います」などと記した。一方で、「政治は国や地域の根幹であり、そこへの貢献は当然ながら果たして参りたい」ともつづった。
牧原氏は2005年の衆院選で初当選。立憲民主党の枝野幸男元代表と7回対決し、いずれも小選挙区で敗れたが、5回比例復活を果たした。今年10月には法相として初入閣したが、直後の衆院選では枝野氏に約3万票差で敗れ、比例復活もかなわなかった。