新宮城跡の石垣「屛風折れ」で草木清掃 新宮市消防本部が高所訓練で
菊地洋行
和歌山県新宮市消防本部の職員10人が3日、市のシンボルで市民の憩いの場でもある国指定史跡の「新宮城跡」で、本丸石垣に生えた草木を刈り払う清掃活動を行った。高所での救助技術の向上をめざす訓練の一環という。
新年を迎える前の12月に実施していて、今年で3回目。活動場所は、本丸南側の石垣で連続した四つの角が美しい「屛風(びょうぶ)折れ」が中心。職員たちは、高さ10メートルあまりの石垣にはしごを掛けたり、ロープで下りたりしながら鎌やハサミ、チェーンソーなどを使って草木を取り除いた。
訓練を監督した新宮市消防署の沖崎勝己(まさき)副署長は「安全に気をつけながら、歴史ある新宮城跡の清掃を通じて職員の高所での救助技術向上につなげたい」と話した。
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