韓国の尹錫悦大統領が「非常戒厳」を出したことをめぐり、野党が国会に提出した弾劾訴追案への対応について、与党・国民の力は7日、国会議員らによる協議を再開する予定です。弾劾訴追案の可否を左右する与党の方針はどうなるのでしょうか。タイムラインで速報します。
■■■12月6日(日本時間)の動き■■■
「議員の意見を傾聴し、熟慮する」 尹氏が与党議員に
韓国の与党・国民の力は6日夜、この日断続的に続いていた議員総会を終えた。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の弾劾(だんがい)訴追案への対応について、結論は出なかった。党としての弾劾訴追案への反対方針は維持されており、7日朝から再び議員総会を開いて議論するという。
報道担当の議員が記者団に明らかにした。この議員によると、党幹部らは6日午後、尹氏と面会した。尹氏は「議員らの意見は何なのかよく傾聴し、熟慮する」と述べたという。
「戒厳軍が中央選管の庁舎に侵入」 国会の委員ら明らかに
韓国国会の行政安全委員会の委員らは6日、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が3日夜に「非常戒厳」を出した直後、戒厳軍が中央選挙管理委員会の庁舎に侵入したと明らかにした。聯合ニュースが伝えた。
委員らが庁舎の監視カメラの映像を確認したところ、戒厳軍は庁舎に入った後、選挙人名簿のサーバーがある部屋を撮影したという。4月に与党・国民の力が大敗した総選挙では、保守系勢力の一部が「不正選挙だった」と主張している。委員らは、戒厳軍の行動はこれを裏付けようとしたものだとみている。
17:00
内乱罪で告発の軍人10人を出国禁止申請 国防省
国防省は6日、非常戒厳に関連して内乱罪の疑いで告発された軍人10人について、法務省に出国禁止を申請したと発表した。対象は戒厳司令官を担った朴安洙(パクアンス)・陸軍参謀総長のほか、呂寅兄(ヨインヒョン)・軍防諜(ぼうちょう)司令官ら。
また、国防省は非常戒厳に関わった首都防衛司令官ら3人を職務停止にしたとも発表した。
15:20
非常戒厳は「歴史を否定し、誇りに傷」韓国国会議長
韓国の禹元植(ウウォンシク…