地域で生き生き、徳島の6人に「コレゾ賞」 三好市で表彰式
福家司
地域の観光振興、伝統文化や農業などの分野で「これぞ本物」という人をたたえる「コレゾ賞」の表彰式がこのほど、徳島県三好市山城町であり、県内から新たに6人が選ばれた。
「コレゾ賞」は、かつて吉本興業関連の旅行会社で社長を務め、地域の観光振興に携わった平野龍平さん(兵庫県西宮市)が設立したコレゾ財団が選び、表彰式は今回で15回目。この旅行会社が2003年に企画した「よしもと温泉・観光地グランプリ」で大歩危・祖谷の観光団体が大賞となった縁もあり、山城町での表彰式は5年ぶり4回目となった。
受賞した一人の大久保冨美さん(61)は、地元産木材で建てた山城町のカフェを経営し、多くのイベントの場を提供してきた。「来年の10周年を前に賞をいただいた。これからも住民や訪れる人が輝くための拠点として、楽しみながら続けたい」と笑顔を見せていた。