「海に眠るダイヤモンド」歴史考証の教授が語る映らない「こだわり」

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天野光一
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 軍艦島の通称で知られる端島(長崎市)を舞台にしたTBS系ドラマ「海に眠るダイヤモンド」が、昭和時代の炭鉱の島の暮らしを再現している。歴史考証を担当している地元の活水女子大学国際文化学部の赤瀬浩教授(63)に話を聞いた。

 ――どのような知識をベースに歴史考証をしていますか。

 大学では「長崎学」を教えています。長崎の歴史や文化、産業、自然などを学ぶ学問です。長崎は西洋や中国の歴史ともかかわりがあるので、非常に幅広い内容です。私は以前は市の長崎学研究所に勤務し、博物館で郷土に関する一次史料を読み込みました。長崎の中心部の生まれで、町家で育ったので昭和の生活についてはたくさんの記憶もあります。

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 ――ドラマでは、具体的にど…

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この記事を書いた人
天野光一
長崎総局
専門・関心分野
農業、安全保障