みどりの窓口「何人待ち?」 JR岡山駅に中国地方初の整理券導入

大野宏
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 JR岡山駅岡山市北区)の「みどりの窓口」に16日から整理券システムが導入された。JR西日本管内では6駅目で、中国地方では初めてという。順番が近づいたことをスマートフォンに通知することもでき、JR西は「待ち時間を有効に活用してほしい」とPRする。

 JR西によると、岡山県内の「みどりの窓口」は2020年4月には30駅にあったが、今秋に北長瀬と大元(いずれも北区)が廃止され、現在は岡山駅を始め、高島(中区)、倉敷(倉敷市)、新倉敷(同)の計4駅。岡山駅では繁忙期は30人ほどが窓口に並び、30~40分ほどの待ち時間がかかっていたという。

 今回、岡山駅の東西連絡通路にあるみどりの窓口には、整理券の発券機と、待ち人数や呼び出し番号が表示されるモニターが設置された。モニターは窓口の入り口前にも置かれて、連絡通路からでも状況を確認できる。

 整理券のQRコードをスマートフォンで読み込むと、LINEで順番が近づいたことを知らせる通知を受け取ることができる。窓口スペースにはいす16脚を置き、座って待てるようにもした。

 整理券のシステムはJR西管内では、金沢、高槻(大阪府)、姫路(兵庫県)、奈良、山陽新幹線の小倉(北九州市)に導入されているという。

 JR西の担当者は「周辺駅でみどりの窓口が閉鎖され、待ち時間でご迷惑をかけていた。立って待たなくてよくなった時間を、駅の中や近隣での買い物などに有効活用してほしい」と話した。

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この記事を書いた人
大野宏
岡山総局|高校野球等担当
専門・関心分野
歴史・スポーツ