大学合格者ランキング2024 「現役進学率」編

難関10国立大「現役進学率」まとめ 後期日程に多い入学辞退者

2024.08.20

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雫 純平

社会全体がコロナ禍から脱しつつあり、日常が戻る中、2024年度入試で合格実績を伸ばしたのはどんな高校でしょうか。「大学合格者ランキング」は、3月中旬から9月まで毎週(大型連休や夏季休暇を除く)の配信を予定しています。大学合格者ランキングでは、1人の受験生が同じ大学の複数の学部に合格した場合、重複して数える「延べ合格者数」をよく使います。これに対し、同じ大学の複数学部に受かっても合格者1人とカウントするのが「実合格者数」です。さらにより具体的に進学実績を表すのが、実際にどの大学に進んだかを示す「進学者数」です。現役の進学者数を卒業生数で割った「現役進学率」を見ると、その高校から何割ほどの卒業生が現役で進学したかがわかります。大学通信情報調査・編集部の雫純平氏が解説します。

9位に東大現役合格者数トップ、7位に京大現役進学率トップの学校

複数の大学に合格しても、進学先は一つ。難関大の進学実績は、進学校の真の実力を知る最も有効な指標といえる。そこで、全国の4380校に現役進学者数をアンケートし、2358校から得た回答をもとに、大学別の現役進学率をまとめた。

なお、海城(東京)、フェリス女学院(神奈川)、膳所(滋賀)、大阪桐蔭(大阪)など、現役進学者数を未集計、非公表などとしている学校もある。

今回は難関10国立大の現役進学率を見ていこう。難関10国立大は、旧7帝大(東大、京大、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大)に東京工業大、一橋大、神戸大を加えたものだ。

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