大学合格者ランキング2024 「現役進学率」編
すべての国公立大への現役進学率まとめ 合格しても入学を辞退したのは全体の何%?
2024.08.27
社会全体がコロナ禍から脱しつつあり、日常が戻る中、2024年度入試で合格実績を伸ばしたのはどんな高校でしょうか。「大学合格者ランキング」は、3月中旬から9月まで毎週(大型連休や夏季休暇を除く)の配信を予定しています。大学合格者ランキングでは、1人の受験生が同じ大学の複数の学部に合格した場合、重複して数える「延べ合格者数」をよく使います。これに対し、同じ大学の複数学部に受かっても合格者1人とカウントするのが「実合格者数」です。さらにより具体的に進学実績を表すのが、実際にどの大学に進んだかを示す「進学者数」です。現役の進学者数を卒業生数で割った「現役進学率」を見ると、その高校から何割ほどの卒業生が現役で進学したかがわかります。大学通信情報調査・編集部の雫純平氏が解説します。
現役進学率50%以上は194校
複数の大学に合格しても、進学先は一つ。難関大の進学実績は、進学校の真の実力を知る最も有効な指標といえる。そこで、全国の4380校に現役進学者数をアンケートし、2358校から得た回答をもとに、大学別の現役進学率をまとめた。
なお、海城(東京)、フェリス女学院(神奈川)、膳所(滋賀)、大阪桐蔭(大阪)など、現役進学者数を未集計、非公表などとしている学校もある。
今回は全国すべての国公立大への現役進学率を見ていこう。なお、集計には国公立の専門職大学を含み、防衛大学校など文部科学省管轄外の大学校については除外している。
国公立大への現役進学率が高い学校は多く、50%以上の学校は194校あった。