映画で知る原爆 高崎電気館で「79年目の夏」
高崎電気館(群馬県高崎市)で6日、戦争に関する映画特集「終戦、79年目の夏。」が始まる。被爆地に惨禍をもたらした原爆の製造にかかわった町の歴史を伝えるドキュメンタリー「リッチランド」(2023年)など原爆に関する作品を中心に上映プログラムが組まれている。20日まで。
「リッチランド」は米ワシントン州南部にある町。マンハッタン計画により、核燃料の生産拠点で働く人とその家族が生活するために作られた。被爆3世がこの町を訪れ、住民らと対話を試みる様子を描いている。
このほかに上映されるのは、米国が原爆被害の状況を記録したフィルムをもとに、市民のカンパで反核・平和の記録映画を製作し、国際的に上映する運動「10フィート運動」の作品「にんげんをかえせ」(1982年)、「予言」(同)、「歴史=核狂乱の時代」(83年)。2度の世界大戦をくぐり抜けながら、新たな世界戦争が起こり核爆弾が落とされシェルターで生活する老夫婦を描いた「風が吹くとき」(86年)、「東京裁判」(83年)、「窓ぎわのトットちゃん」(2023年)なども上映される。
問い合わせは同館(027・395・0483)。
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