通算で憲政史上最長の在任日数となった安倍晋三首相。通算8年を超える安倍政権とはなんだったのか。この間に日本はどう変わったのか。政治、文化、経済など様々な視点から気鋭の識者たちが読み解きます。
安倍政権時に内閣法制局長官だった山本さん。後任には異例の人事が当てられました。慣行を破る背景には、憲法9条の解釈をめぐる政治的な動きがありました。
「安倍政権下で日本社会の『劣化』は予想通り進んだ」と社会学者の宮台真司さんは言います。それでも支持されたのはなぜか。「見たいものだけを見る」国民の意識の存在を宮台さんは指摘します。
哲学者の千葉雅也さんは、良い悪い、敵か味方かという二元論の思考法があふれるようになったと指摘します。「戦いの構図」を打破する新たな像とは
安倍氏の地元・山口県下関出身の田中さん。米国の占領下に置かれ続けるもう一つの日本を描いた「宰相A」の著書があります。長期政権の終わりをどう見てるのでしょう。
菅内閣へあっさりと進んだように見える権力の移譲。姜さんは高い支持率の裏にある安倍政権に対する国民の「ノスタルジー」の危うさを指摘します。
社会問題の解決を目指す署名サイト「change.org」アジア・ディレクターのハリス鈴木絵美さんは女性の活躍する社会づくりにどこまで本気だったのか、疑問視しています。
安倍政権で存在感を放った安倍昭恵さん。中島さんは昭恵さんにスピリチュアリティーとナショナリズムの融合を見いだします。
政治一家の「3代目」だった安倍晋三首相は、「家業」の政治家を懸命に演じようとしていただけ――。「安倍三代」の著書を持つ青木理さんは、そう分析します。
父の晋太郎氏の代からの旧知だという亀井さんは、安倍晋三首相は在任中、やるべきことができなかったのでは、と心中を推察します。
安倍晋三首相の政治手法や政権運営をどう評価すればいいのか。社会学者の西田亮介・東京工業大学准教授に、若い世代から見た安倍政権の功罪を聞いた。
細谷雄一・慶応大教授は、安倍首相は「右派」としつつ、政権の政策は「総じて中道だった」と分析します。そこには短命に終わった第1次政権を踏まえた戦略がありました。
【特集】菅政権発足
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