自民党総裁選は、自民党のトップである総裁を決める選挙です。自民党が与党第一党の場合、総裁が首相となるため、事実上の「首相を決める」ことが多かった選挙です。総裁選の仕組みについてイラストで解説します。
- 2024/08/14
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- 国会議員票は、第1回投票と決選投票で各自1票持っています。党員・党友票は、第1回投票では国会議員票と同じ重みに換算されて配分されます。決選投票では各都道府県連が1票ずつ投票します。
- 1989年から党員・党友票が総裁選の本選に反映されるようになりました。2013年以降、決選投票にも党員・党友票が反映されるようになりましたが、第1回投票より重みは少ないです。
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- 任期が3年に延長されたり2年に戻されたりしているのは、その時々の総裁の方針や力関係が影響しています。
- 一度退任した総裁が再び総裁になることを制限する規定はありません。実際に再び総裁になったのは安倍晋三総裁だけです。
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- 推薦人20人を集めるのは簡単ではなく、意欲があっても推薦人が集まらなければ、総裁選に出ることはできません。このため、推薦人集めは総裁への最初の関門となります。
- これまでは派閥の力学を反映することも多く、ベテラン・中堅・若手のバランスに配慮しながら推薦人名簿をつくるケースも目立ちました。