「寮は光熱費・ネット代込みで1.5万円」 福岡女子大生が語る街の魅力

2023/06/17

■この街で大学生活を送りたい!

大学選びの際、無視できないのがキャンパスの立地と周辺の環境です。特に自宅から離れた場所で一人暮らしを始める場合は、保護者としてもきちんと調べておきたいものです。今回は福岡市の香椎(かしい)エリアの大学生活をクローズアップします。(福岡女子大学の1年生全員が入寮する「国際学友寮なでしこ」=福岡女子大学提供)

交通の便がよく、自然も感じられる福岡・香椎エリア

JR鹿児島線とJR香椎線の交わる香椎駅がある香椎エリアは、博多駅周辺へアクセスしやすく、交通の便がいいエリアです。大きなスーパーマーケットや商業施設がある一方で、博多湾の内海に面する海岸もあり、ほどよく自然を感じながら都会的な生活を味わうことができます。香椎エリアでの大学生活について、福岡女子大学国際文理学部3年の幸野晴菜(ゆきのはるな)さんに話を聞きました。

――香椎エリアの魅力を教えてください。

「香椎エリアは博多のベッドタウンといわれ、学生のほか、会社員やファミリー層も多く住んでいます。それほど都会すぎず、大学から少し歩いたところに香椎浜の海岸があって、自然に触れやすく、いい環境だと思います。大学から徒歩5分もかからないところにスーパーがあり、必要なものはほぼ大学周りでそろうので、一人暮らしや寮生活も不便はありません。交通の便がよく、博多駅周辺にも出やすいことは個人的にも推しポイントです。都会にも田舎にもどちらにも行きやすいのはうれしいですね」

――大学周辺で好きな場所を教えてください。

「香椎浜の海岸です。暖かくなったら夜は浜辺で花火ができ、花火大会もあります。朝はランニングやウォーキングをしている人を多く見かけます。私も早起きして日の出を見に行ったり、授業の合間にクラスメートと散歩したりすることもあります。日常から離れ、息抜きをするのにいい場所です」

「香椎浜の朝焼けに心が癒されます」(写真=本人提供)

――近所におすすめのお店はありますか?

「『フルフル風の森』というパン屋さんは地元で有名な店で、人気の明太フランスは外せません。イートインスペースがあるので、モーニングを食べに行ったり、講義の合間に友だちとお茶しに行ったりします。海岸からも近いので、パンを買って外で海を見ながら食べることもあります」

「『フルフル風の森』のモーニング。早く起きられた朝はちょっとだけぜいたくします」(写真=本人提供)

「JR香椎駅のすぐ近くにある『BLACK & STAR Coffee(ブラックアンドスター コーヒー)』は、内装がおしゃれなカフェです。授業の前にここでコーヒーをテイクアウトして大学に持って行きます。ドリンクもフードもメニューが豊富で、パスタやピザもあります」

「『BLACK & STAR Coffee』の濃厚チーズメルトサンドは一日限定20食の人気メニューです」(写真=本人提供)

「『とろり天使のわらびもち 香椎店』はわらびもちの専門店で、私のイチ押しは『飲むわらびもち』。わらびもちがドリンクになっていて、太いストローで飲むという変わったスイーツです。トロトロのわらびもちに粒あんが入っていて、その上にミルクの層があり、一番上にはホイップがのって、とてもおいしいですよ。ミルクティー、抹茶、福岡いちご、黒蜜の4種類があり、私はいつも抹茶を選びます。テストが終わった後や、久しぶりに会う友だちとなど、特別な機会に行くことが多いですね」

「友だちと『とろり天使のわらびもち』で。私は抹茶ラバーなので、いつも抹茶を注文します」(写真=本人提供)

――大学生活で思い出に残っていることはありますか?

「寮生活の2年間です。福岡女子大学の1年生は全寮制で、初めて親元を離れて暮らしたので、最初は苦労もありましたが、寮はきれいだし、友だちもできて、寮にいる留学生と共に過ごすことで視野が広がりました。2年生になるとほとんどの学生は寮を出て、大学の近くで一人暮らしをする学生が多いようです。私は1年生の寮生をサポートする役になったので、2年時も寮に残りました。学業と寮のまとめ役を両立しながら、アルバイトや吹奏楽にも力を入れ、忙しく過ごしました。それぞれの活動の時間とエネルギーをうまく配分する必要があったので、自己管理能力が身につきました」

福岡女子大学(写真=福岡女子大学提供)

――福岡でこれから行ってみたいところはありますか?

「大学に入って『自分は福岡県民なのに、県外の人より福岡のことを知らない』と思うことがありました。屋台もそのひとつです。中洲の屋台に行ってみたいのですが、私はお酒があまり飲めないので、ハードルが高いです(笑)。北九州や筑豊、糸島など、福岡県内の他のエリアにも行ってみたいです。自分の住んでいる地域をもっと深く知りたいですね」

都市部にも自然にも触れられる香椎エリア。初めて一人暮らしをする学生にとっても、暮らしやすいエリアと言えるでしょう。

【基本データ】

福岡女子大学はJR博多駅から約12分の香椎駅下車、徒歩約15分。近くに西鉄貝塚線も通っており、西鉄香椎駅からは徒歩約12分、香椎花園前駅からは徒歩約10分。バスなら福岡市の中心地である天神エリアから約15分。

【街の特徴】

都会と自然がほどよく調和し、大型商業施設や飲食店が豊富な一方で、海や山などが近く、福岡市の中心地からのアクセスも便利です。キャンパスの近くには「香椎浜北公園」や「イオンモール香椎浜」などがあります。

【家賃相場の例】

香椎駅周辺の家賃相場はワンルームで月平均5.25万円(「LIFULL HOME’S」から引用、駅から徒歩10分以内の賃貸物件の平均賃料を軸に算出、2023年5月時点)。福岡女子大学の場合、1年次は全寮制(月額 15,000円。内訳は寄宿舎使用料 5,100円、水道光熱費・活動費及び維持・更新費 9,900円、インターネット回線使用料込み。別途前払い清掃費用、寝具レンタル料などがかかる場合がある)、2年次以降も実家が県外など遠い場合は、審査の上で寮に入ることも可能。

【このエリアにある大学】

九州産業大学(JR鹿児島線「九産大前」駅から徒歩約1分)、福岡工業大学(JR鹿児島線「福工大前」駅直結)など。

(文=江澤香織)

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