フィンランドの携帯電話機メーカーNokiaが10月14日発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、売上高が69億3900万ユーロで前年同期から1%増加、純利益は6億6000万ユーロ(1株当たり0.14ユーロ)と、前年の0.17ユーロから減益となった。
主力の携帯電話事業で売り上げが前年同期比13%減の44億2900万ドルに落ち込む一方、マルチメディア、ネットワーク、エンタープライズソリューション事業の売り上げは拡大している。
欧州や北米の買い替え需要などが牽引する形で世界の携帯電話市場は引き続き堅調に推移、Nokiaの出荷台数も予想を上回る5140万台に達した。しかし全業界的な部品不足が全体的な出荷に響いたと説明している。
携帯機器市場に占めるシェアは、西欧や中国での伸びが貢献して前期比で増大、推計33%に達したが、米国や南米ではシェアを落とした。
第4四半期(10〜12月期)は売上高84億〜86億ユーロ、1株利益は0.16〜0.18ユーロを予想している。
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