筆者がスマートフォンで一番利用する機能が「動画視聴」。となると、AV機能がどれだけ充実しているかが気になるところ。というわけで、今回は「ARROWS NX F-01F」のAV機能をチェックした。
「ARROWS NX F-01F」は、動画や音楽をより楽しめるさまざまな機能を備えている。Dolby Digital Plus、DLNA連携、フルセグ、Miracastなど、今回はF-01FのAV関連機能をじっくりチェックした。
今夏のARROWSから、充電用の卓上ホルダが横置きになった。それにあわせて、横置き時に便利なアプリランチャー「シアターモード」が追加された。
F-01Fは卓上ホルダに対応していないため、残念ながらシアターモードは搭載されていない。その代わり、というわけではないが、「イヤホンランチャー」が用意されている。機能的にはシアターモードと同様で、イヤフォンをつなぐと、音楽や映像系のアプリをまとめたランチャーが起動する。アプリの追加登録も可能で、使わない場合は機能自体を無効にできる。
動画を見ていると、音声のボリュームが必要以上に抑えられており、セリフが聞き取りにくかったり、そうでなくても周りの騒音のせいで音がかき消されたりすることがある。
そんなときに役に立つのが「Dolby Digital Plus」だ。セリフが聞き取りにくい場合は、セリフの部分を強調する「ダイアログエンハンサー」を使うことでセリフだけ“浮き上がる”ように聞こえてくる。音声ソース全体の音量を上げたい場合は「ボリュームマキシマイザー」を利用することで、音割れを抑えつつ、違和感なく音量を大きくできる。もちろん、Dolby Digital Plusの真骨頂ともいえる「サラウンドバーチャライザー」にも対応。シーン別に4種類のプリセット設定が用意されているほか、ユーザー定義を2つ作成することができる。
Dolby Digital Plusは、搭載される機器の特性に合わせてチューニングされているのも特徴だ。本体スピーカーの再生でも、ステレオイヤフォンでも、効果をしっかり体感できるようになっている。特に、ステレオイヤフォンのサウンドバーチャライザーの効果が抜群だ。気になる方は、実機が展示されている店頭で、店員さんの許可を取った上で試してみてほしい。
多くのAndroidスマートフォンには、家庭内ネットワークを介してコンテンツを共有できる「DLNA」(Digital Living Network Alliance)規格に準拠したコンテンツ連携機能が標準搭載されている。DLNA連携機能を上手に使うと、家庭内ネットワークに接続したHDDレコーダー、スマートフォン、タブレットやPCなどと、さまざまなコンテンツを共有できて便利だ。
ARROWSシリーズでは、DLNA連携機能にDigiOn製の「DiXiM for Android」を採用しており、F-01Fではその最新版となるバージョン4.1をプリインストールしている。バージョン4.1では、従来の機能をすべて網羅しつつ、ユーザーインタフェースが一部変更され、指定時間にHDDレコーダーから番組を自動的にダウンロードする「自動ダウンロード」機能、「スカパー!HD」番組の宅内リアルタイム視聴機能(対応チューナーが必要)が追加された。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年11月30日