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外科学講座

外科学講座は、消化器疾患、内分泌代謝(甲状腺、乳腺、肥満症、副腎)疾患を中心とした一般・消化器外科、および小児外科を診療内容としております。学生の教育は総論では外科的診断法、基本的手術手技、外科的処置を中心に学びます。各論では各種疾患のなかで主として消化器、内分泌代謝、小児外科疾患の症候診断、外科的治療、腹腔鏡下手術の理論を学び、さらに臨床実習により実際的なことを体験し、将来の医師としての態度も身につけます。近年、講座内に分子治療研究室を設置しトランスレーショナルリサーチにも力を入れております。

講座・教室からひとこと

元来、“内科、外科”は表裏一体の関係にあります。
内科的知識をも持ち、本学建学の精神である“誠の人間、誠の医師、良医”をめざして、“謙虚な外科医”たることを目標にして、日常の患者さん診療の中から、学ぶ姿勢を忘れずに日々前進する気持ちを持ち続けて欲しいと願っています。“外科の魅力”を感じて、一人でも多くの仲間が集まってくれることを念じつつ…。

講座・教室の基本理念

研究内容は、次項のように、多岐にわたりますが、あくまでも臨床に還元できるものを目標として努力しております。臨床面では“内外合一”の原則を重んじ、内科的知識をも併せ持ち、患者さんを全人的にとらえ、しかも治療・全身管理ができるオールラウンドの力を有する “臨床外科医”の育成を目指しています。

主な研究内容および診療内容

<診療>

1. 甲状腺・副甲状腺疾患、副腎疾患、高度肥満症
2. 食道癌、食道アカラシア、逆流性食道炎
3. 胃癌、胃悪性リンパ腫、胃GIST
4. 大腸癌、炎症性腸疾患、腸閉塞
5. 肝臓癌、胆道癌、膵癌、肝移植疾患、胆嚢炎・胆石症、膵嚢胞性疾患、脾臓疾患
6. 乳癌、乳腺良性腫瘍
7. ヘルニア
8. 小児外科疾患

<研究>

  1. 肥満非アルコール性脂肪性肝炎に対する減量・代謝改善手術後の脂肪酸代謝変化に関する研究
  2. 胃癌術後患者におけるサルコペニアの量的・質的変化の評価に関する研究
  3. ctDNAを用いた再発及び切除不能大腸癌患者の化学療法治療効果判定法に関する研究
  4. 脳転移指向性乳癌細胞株および乳癌原発組織を用いた脳転移予測バイオマーカーに関する研究
  5. 切除不能膵癌に対するconversion surgeryにおける血漿DNAを用いた治療戦略決定と術後評価に関する研究
  6. 低出生体重児におけるintact survival rate改善を目的とした腸管虚血の早期診断法に関する研究

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