呼吸器外科学講座
講座・教室からひとこと
当診療科は呼吸器疾患の外科的治療を専門に扱う科です。肺がんや縦隔腫瘍も胸腔鏡や適応症例にはロボットを用いて2~3cmの小切開で手術をしています。気胸や手掌多汗症の外科的治療も行っています。我々は患者様の負担を少なくする呼吸器外科治療を目指しています。
呼吸器外科は一般外科を基礎に外科専門医を取得し、さらに呼吸器外科専門医を取得する構造になっているため、全般的な外科の技術と知識も具備しなければなりません。主たる専門が肺がんであり、呼吸器腫瘍治療学を主題にして診療・研究を行っております。
当科の教室員は計8名で、出身大学も様々で多彩な人物の集合体となっており、医局の中は隔たりも偏りもない自由な雰囲気です。今後も、臨床、研究、教育の発展に取り組んでいきます。
講座・教室の基本理念
私たちの医療の基本姿勢は「患者様満足度(patient satisfaction、PS)」の向上です。
主な研究内容および診療内容
<診療>
- 肺の悪性疾患(肺がん、転移性肺腫瘍)
- 嚢胞性肺疾患(良性肺腫瘍、自然気胸、COPD、膿胸)
- 胸部外傷
- 縦隔腫湯(胸腺腫、胸腺がん、奇形腫群)
- 手掌多汗症
<研究>
- 肺がんの治療学
- 高齢者肺がんの手術適応に関する研究
- 肺循環の生理学
- 血管内皮細胞の細胞生物学
- 胸管リンパ流動態に関する研究