2018年03月08日
~2018年度も、東北の未来に向けて、活動を継続してまいります~
東日本大震災から7年。花王グループでは、東北に関わり続けたいと、「心のケア」と「自立的復興」を柱として、活動を行なっています。2017年の主な活動は以下のとおりです。
2018年も引き続き、東北の未来に向けて、活動を継続してまいります。
スマイルとうほくプロジェクトは、東北の3つの新聞社(福島民報、河北新報、岩手日報)が主催している東北に笑顔を広げ、その笑顔を全国へ届ける活動プロジェクトです。花王グループではこの活動に2012年から協賛しており、社員がボランティアとして活動しています。
花王グループ社員による花畑づくりや、仮設住宅の訪問活動では、プランターへの花植えをはじめ、手洗いや除菌講座、ハンドケアなど、花王の知見を生かしながら、地域住民の皆さんと交流を深めています。2017年は、新たに災害公営住宅にも訪問しました。
(2017年度実施:福島県2カ所、宮城県2カ所、岩手県2カ所 合計6カ所)
花王は、東北の復興リーダーを応援する企業コンソーシアム「みちのく復興事業パートナーズ」に協賛しています。そこで応援している団体のひとつ、宮城県石巻市でリハビリ特定型デイサービスや地域健康増進事業を行なう一般社団法人りぷらすが行なっている「住民で支え合う地域の健康づくり」に、花王は2016年から協力しています。
りぷらすは、「おたがいからだづくりサポーター養成講座」を主催し、健康づくりの知識やスキルを身につけて、地域に広めていく人を養成しています。そこで、花王の研究開発部門が中心となり、健康知見や健康支援ツールを提供し、この活動の効果検証を行なったり、ロコモやメタボの講座の講師をするなどの協力を行なっています。
2017年度は新たに、大規模な集団移転が予定されている石巻市川の上(かわのかみ)地区で、7月からりぷらすと共に、住民の健康増進とコミュニティ形成をサポートする取り組みを始めました。
南三陸町の産業復興リーダーのお一人である小野さんが経営する小野花匠園を訪れ、2015年から農業ボランティアを行なっています。震災後雇用を生み出すために、さまざまなイノベーションを起こしている小野さんのお話を伺いながら交流を深め、社員にとっても気づきや学びの多い時間となっています。
(2017年度実施:10月7日(土)~8日(日)22名が参加)
認定NPO法人アースウォッチ・ジャパンが主催するこのプロジェクトでは、東日本大震災で津波の被害を受けた地域の生態系を調べるため、東北大学の教授を中心として、市民や複数の企業から集まったボランティアがチームになって、モニタリング調査をしています。花王グループでは、2012年から毎年10名の社員が参加しています。
(2017年実施:5月27日(土)~7月23日(日)まで 1泊2日で 5回実施 計10名参加)