え、こんないらねえ振り返りってまだつづくの?
そんな、悪趣味なジコマン&反省&マンセー日記である。
ときは流れて、ムスメっこは高3になりなんとしていた。
*
中2の終わりから断続的に通っていた超絶地元の超絶塾。
高3になったら大学受験に向けて繁華街の予備校に移籍しようと考えてて。
それは何でかっていうと。
ムスメっこがものすごく信頼していた先生が、大学を卒業するのでやめてしまうからっていうのが最大の理由だった。
*
その先生は学生バイトなんだけど。
いわゆる「学生バイトなんでしょ!」っていう甘さはなく。
ムスメっこも絶大な信頼を寄せてて。
たとえば。
高2の夏前にメンタルのバランスを崩して顔がパンパンに腫れて学校に行けなくなったとき。
まず最初に相談したのは、本来の塾の勉強とは何にも関係ねえのにその先生で。
ものすごく親身に対応してくだすった(らしい)。
*
半年に1度ぐらいの親を交えた面談でその先生は、ムスメっこの学力はもちろん、想いの部分までよく把握してくだすってて。
親を面前にしてハタチそこそこの若者が、ときには厳しい、現実に即したことも堂々と言ってきたし。っていうか、ほぼ厳しいことばっか言う、いまの朝ドラでいえば吉川晃司みたいな感じで。
実際、親はちょっとラクショームードでかまえてた3年前の都立高校入試の前も、「いや、そんなに甘くないっすよ」とか、ムスメっこの気質も踏まえて言ってくだすったりしてた。
けっきょく、その危惧?が当たっちゃった結果になったんだケド。
*
その先生が、高2の終わり頃の塾の面談のとき。
「ボクはあと3週間ほどで抜けてしまいますが」
「その間に伝えられることはぜんぶ伝えるつもりでいます」
とか、クソ父親オブの目をまっすぐ見て言うんだぜ。
弊社だったら即採用人材だわ。
で、ずっとムスメっこに辛めの評価だったその先生が言う。
「やっぱり、ウォリアーズは目指さないんですか?」
「もったいないとおもうんですけどねえ」
(生々しさを少しでも回避するため)
(アメフト部のニックネーム、以下同)
そこらへんの事情がよくわからないクソ親は、客観的にムスメっこはそういう位置づけなのかってはじめて自覚してみたり。
*
。。。
*
時系列に戻ると。
高2の夏、学校の三者面談で。
ムスメっこはその時点での志望校をいくつか挙げてったんだが。
高1のときに示した方向性をより煮詰めていっておった。
*
そもそも。
両親が文学部なので理系の仕組みがよくわかんないうえに。
高1の秋に「薬剤師になりたいから薬学部に行きたい」って言い出したんだけど。
薬学部がある学校は絶対数が少なく。
言っても東京ってさあ、1200万人?が住んでて。
キクチも都民のはしくれなのに。
ムスメっこが行きたい(と当時言ってた←とあえて言う)大学はすべて。
自宅から通うのはむつかしいから下宿しなきゃいけなくって。
薬学部って6年あるうえに。
学費、ゲロ吐くほどかかるじゃないすか?
あまつさえ、下宿代???
*
ってのと、ムスメっこ溺愛オブクソ父親としては。
遠い将来?お嫁にいくのもぜってー死ぬほどいやで。
よしんば、「ななちゃんはおれが一生養う」言って(家族から呆れられ切って)るほどなのに。
結婚なら言っても不可抗力だから、時流に逆らい切れないのかもだけど。
予期せぬ前倒しで、生木を引き剥がされるような感じがして。
三者面談で担任の先生にそこらへんを訊かれたとき。
「それは現実的ではありませんね」
豪語したw
*
一方で、にょうぼうは。
それからじわじわ、キクチを洗脳してきた。
「ななちゃんが大学生になったら」
「わたしもななちゃんと2人暮らしする!」
「通勤時間はいまとそう変わらないし」
「ななちゃん、ママと2人で楽しもうね!(パパとは離れてwww)」
*
「大学生になったら家を出る」
何度も何度も言われるうち既成事実みたくなって。
キクチもむりやりというか、気持ちの折り合いをつけるようになってきた。
なにより、ムスメっこが進みたい方向で目一杯がんばってくれるのがいちばんだし。
そこに親のキモいストーカー気質はいらねえ。
そうなのよ、そこなのよ!
ナドト。
*
なので。
「つくばマラソンとかかすみがうらの前日に」
「ムスメっこの住まいに泊まれば、狛江からより近いかもね」
折り合いをつけようとしたり。
予備校の夏期講習に法外な?金を払ったし。
そういうものだ的な覚悟と受験生ムードがキクチにも固まってきた。
まだつづくのかよ!?
(当分つづく)